少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2898 成道会

12/7-17

おはようございます。
今回の入院で持ち込んだ本。
強欲な読書欲故、ここの病院、消灯時間も超ユルユルで嬉しい。

昨夜も0時まで、点滴しながら「天皇長嶋茂雄」超面白い。

昨日は午後から仕事関係の方が見えて、院内デイルームで原稿書き。

現金で給金頂けて助かりました。

 

ランチに海老フリャ〜苦しゅうないよ。
今日は朝から検査の連続。で、これから点滴60分。
夜は立正佼成会看護学校の学生さんたちが、「成道会」(じょうどうえ)というキャンドルサービス。立正佼成会は仏教基調で、お釈迦様の悟りを学生さんが歌いながら患者一人ひとりに訪問してくれるという、趣向。

いや〜こういうの大好物です。撮影禁止が残念です。
ところでキャンドルサービスってさ、イエスキリスト、ジーザスクライストでしょ。

お釈迦さな、仏教らしくロウソクサービスって書くと今度は団鬼六先生の出番になるので微妙です。
右は朝食。

 

もはや、個人のモラルの問題ですが、トイメンのクソおやじ。
部屋で携帯電話、看護婦さんに何度も何度も注意されてもイヤホンつけずにラジオ。

食事の時間に部屋で歯磨き&ガラガラペ〜。
こんなクソにも女房はいるとみえて一度来た。夫婦でペラペラよう喋る。

これはイイとしても、ラジオはマジにウザい。
もう看護婦さんも呆れてるけど、一度シメておくか!

 

 

2897 ささくれ警備員

12/9-17

掃除のおばちゃん話5(番外) 

もう、洒落にならないレベルだから病院名晒します。

一昨日のこと、夜8時過ぎ。
一応、見舞い時間は14〜20時だけど、ユルユルとのことで昼間はいいけど、閉院後は警備員のいる通用口を通る。で、この警備員の態度がすこぶる悪い。

たまたま知り合いが仕事帰りに見舞いに寄ってくれるとのことで一階まで出迎えに行く。

しかし、はじめて故、道を間違え、20時に5分ほど間に合わず、まずそこで一悶着。まあ、それはいい。役人みたいな警備員が職務遂行、融通の効かないマジメさんということで、20時を過ぎた側に非がないわけでもないが、院内のユルユルと大きなギャップに違和感あり。

ここまではいい。問題はその先です。

 

電気消され、暗い一階ロビーで見舞いのブラック缶コーシーをすすっていると、小さな子を抱っこしたお母さんが、「あ〜やっちゃった〜」と叫び、その子に「ここで待ってて」と、暗いロビーにひとり置き去りにして件の警備室にダッシュ

「すみません〜子供がそこで吐いてしまいまして〜」と申し訳なさそうに窓口で言うと、先ほどの無礼な警備員30代の若造が部屋から出てきて
「そんなもん、ここじゃない、救急に行って救急、地下地下」とすごい剣幕で怒鳴り、一瞬、何ごとかビックリ。

怒鳴られたお母さんは「はい、すみませんでした」と謝り、子供を置き去りにして走り出した。
一部始終を目撃した知人は「なに、あの野郎」と警備員に怒り心頭、当然、私も。

だけど、病院と揉めたくない。

 

で、とりあえず置き去りにされた子のところへ行く。

暗いので男の子か女の子か判別つかず、近くまで行くと坊やと判明。
かなりの量を吐いたみたいだ。自分のゲロを前にして心細く立ち尽くす坊や。

まだ少年ではない、未就学児。

「ボク、大丈夫か?こっちおいで」と言ってロビーの椅子に座らせる。

暗いので服が汚れているかはわからない。インフルの恐れもあるので容易に触れない。
「お腹痛くないか?」と聞くとクビを横に振る。

「ママ来るまでおじさんと待ってような」と言うと無言で頷いた。

 

それにしてもあの警備員。

 

ママが消えて10分くらいかな、坊やにとってはどれくらいに感じたのだろう。
やがてママが看護婦を連れて小走りにやって来る。
ママを見て坊やの緊張感が解けた安らかな顔を見た。
ママは我々に深々とお辞儀をした。

それにしてもあの野郎。

 

今度はあの警備員が我々に向かって言った。
「いい加減にしてください、もう面会時間過ぎてます。何度も言わせない!」
ムカ〜、クソ若造が〜。

知人、怒り心頭。
こっちが諌める。まあまあまあ。

「明日、絶対に病院にクレーム入れてやる」
知人激怒で警備員の名前チェックして帰る、時刻は8:20前後。
面会時間を過ぎたのは悪いけど、まだちらほら出入りしている人もいる。

まあ、我々はどうでもいい、問題なのはお母さんに対するあり得ない対応だ。

ここは病院、それも時間外なら警備員の職務の範疇。

「そんなもん、ここじゃない」って、お前、ここ病院だぞ。すぐに看護婦呼べや!

 

翌日(つまり昨日)、午後に婦長が謝りに来た。
「なんか昨夜はご迷惑をおかけしたみたいで・・・」
後で見るとCメールが来てた。

「病院に電話してやった。防犯カメラで一部始終を見ろって」と。
「いやいや、僕らは別にいいんですけど、あれじゃお母さんと坊やが気の毒で。

具合悪くて病院に来たのに『ここじゃない』って、んじゃどこだってことですよね。病院じゃなく警備会社の人間だとしても、夜間は病院のカオですから、病院の評判落ちますよね(まあすでに評判悪いので、今更ですけど〜は心の中で言ってあげた)」

だけど懸念もある。

 

3年前、年下の友人が自殺した。
荻窪病院の警備員だった。この病院も評判悪い。
友人は、長く不規則かつメチャクチャな勤務ローテから帰宅。自宅で昼食を取り「少し寝る」と奥さんに告げたあと、寝室の鴨居に紐をかけた。
遺書があった。
「病院と警備会社を訴えろ」
なぐり書きだった。

そんな経験から、件の警備員の態度がダブった。
に、しても親子に対する態度は完全にアウト。
知人は電話で病院にこうも言ったそうだ。
「今、世の中には働きたい人が沢山いる。どんな事情があるにせよ、困って助けを求めてる弱い立場の人間に対してあの対応はあり得ない。もっと適任者を探すべき」
激しく同意だ。

知人が言う。
「お母さん、優しそうな人で、すみませんすみませんて警備員に謝ってたけど、あそこはキレてもいい場面。いや、キレた方がいい場面だったと思う」
それより坊やのことで、頭がいっぱいだったんだろう。

ささくれ、すさみ、ココロという臓器も傷つき傷つけられ。

されど、その在りがどこなのか、気づくことができれば、移植せずも回復する。

2896 ユルユル女医

掃除のおばちゃんシリーズ4話(番外)実話。

昨日のこと。キャバクラ女医の診察室にて。

キャバ嬢「安藤さん、きょうはちょっと主任の先生にも診ていただきます。よろしいですか?」
お兄「もちろんです。(望むところよ)」

主任「うわっこれは・・・」
傷口を診て明らかにひるむ主任。
主任「安藤さん、これ、いつからこんなに・・・」
いろいろと聞かれるが、すべてキャバ嬢に話した通り、カルテとか見てないのかね?

主任「これMRI撮ったの?」
キャバ嬢「いえ」
主任「レントゲンは?」
キャバ嬢「まだですけど」
主任「血流検査は?」
キャバ嬢「とくに・・・」
主任「これさ、全部やったほうがいいと思うよ」
キャバ嬢「あ、はい」
主任「すぐに予約入れて」
キャバ嬢「・・・」

主任「あ、すみません、横でごちゃごちゃ言っちゃって」
お兄「大丈夫ですか?」
主任「ああ、大丈夫か大丈夫じゃないか調べる検査した方がいいみたいですね〜」

主任「さて、どこを処置しようか?」
患部を見て、皮膚を削る作業。
キャバ嬢「ここでいいんじゃないですか?」
主任「そうだよね、ここしかないよね」
(誰がどう見てもそこしかねえだろ!)
主任「ここは、硬いからメスよりニッパー(爪切りみたいなやつ)の方がいいかな?やれる?」
キャバ嬢「あ、アタシ、ニッパーやったことないんです」
主任「あ、そう。そうだよね。じゃあ、僕がやろうかな。安藤さん、僕がやりますけどいいですか?」
お兄「あああああ、もうどうぞどうぞ、ぜひぜひぜひ」

もちろん、どんな名医も最初はルーキーである。それにしてもどうだろう。人にはみな、得手不得手、向き不向きがある。所見を述べれば彼女はキャバ道タイプ。患者を診る時間を割いて化粧に充てるのを得意とする。今からでも進路変更は遅くない。
マジでヤバかった。バスの爺さんの叫び。身に染みた。

2895 ユルユル病院

12/7-17

おはようございます。昨日の朝の出来事。

掃除のおばちゃん「お兄ちゃん、足どうしたの?大丈夫?」
お兄ちゃん「ボクは大丈夫だけど、ここの病院は大丈夫じゃないかも?」
おばちゃん「え?何かあったの?」
お兄「てか、結構ユルい感じ。あ、別に嫌じゃないですよ」
おばちゃん「ユルいなんてもんじゃないわよ、ユルユルよここ」
お兄「やっぱり・・・」
おばちゃん「でもお兄ちゃん、入院2日目でよく見抜いたわね」
お兄「ボク、プロですから、入院の」
おばちゃん爆笑。
おばちゃん「あのね、アタシもね、プロってほどじゃないけど、いくつか病院で掃除してきたけど、ここはダントツのユルユルよ。こないださ、見ちゃったのよ、偶然だけど、バスの中で」
お兄「え、ユルユルを?」
おばちゃん爆。
おばちゃん「あんた〜面白いわね〜芸人さん?」
(違うけど)
おばちゃん「バスん中でさ、おじいさんが叫んでたのよ『ここの病院に入ったら殺されるぞ〜』ってバス中に聞こえる怒鳴り声でさ、病院を指差して。アタシ、びっくりしちゃったけど、おじいさんの叫びに、つい、頷いちゃったわよ」
爆笑
お兄「おばちゃんさ、病院の人が患者にそんなこと言っていいの?」
おばちゃん「あら、だって事実だもん、しょうがないじゃない」
お兄「だよね〜、事実だもんね〜」
おばちゃん「そうよ、事実よ。だからさ、お兄ちゃんも気をつけな」
お兄「わかった、ありがとう。ボク、家族いないから、もしもの時はおばちゃんに骨拾ってもらうから、よろしくね」

おばちゃん「あんた、やっぱり芸人さんかなんかでしょ」

もうええわ。

実話です。

2894 遅食

12/6-17

遅食である。我輩は遅食である。遅○ではない。
とにかく食べるのが遅いのどうしたこうしたと、クレームが来る。

早喰い女王のビリケンカフェみっちゃん店長に言わせると

「社長の食べとるとこ見とるとイライラして殴りたくなる」

カレーうどん90秒の実姉に言わせると

「男のクセにチマチマ食べて気持ち悪い」
いやいや、私に言わせれば、あんたらの秒喰いの方が下品で、侘び寂びがない、チャミ子さんより早いなんて人としてあり得ん、と返してやりましたが、私の遅食はその他多勢に指摘されます。

理由は、私が器用貧乏であること。

同時に3つのことができます。

例えば食事、テレビ、読書。
食事は味わうために咀嚼(そしゃく)最低20〜30回。

テレビ見て、CMと下らんコメテの間に読書。

本日はテレビ無しにつき、師匠である佐瀬稔先生の「天皇長島茂雄」冒頭から引きずり込まれる佐瀬稔節。

ちょっとだけ書きます。
天覧試合の負のヒーロー村山実から検証がスタート。
関西出身の村山は1歳年上の長島に憧れ立大入学を目指すが身長170㎝(17歳当時)という理由で推薦を得られず断念。
村山は長島のことを「あのお方」と呼ぶ。

関大卒業の時、読売と阪神から声がかかる。読売の4分の1程度の待遇にも、阪神を選択。

憧れの「あのお方」と同じ釜飯食うより、薄遇なれど対峙を選んだ心意気潔し! これだけで1冊書ける内容がプロローグとはさすがは佐瀬稔。

かの藤村甲子園でさえ着番が許されなかった阪神永久欠番「11」。

私的には「28」も永久欠番にしてもらいたい。あとドラゴンズの「3」も。

2893 サザエさんナース

おはようございます。
病窓からですが、中央の白いビルが国電中野駅横の中野区第3セクビル。

麒麟ビールの本社が間借りしています。

明治、早稲田、帝京平成大学等を駅前に誘致して区の活性化に成功、とのこと。

春先には、麒麟の向こう側にある警察病院からこちらサイドを眺めておりました。

さてさて、ユルい病院、嫌いじゃありません。

夕べは午後8時予定の点滴ですが、どうやら忘れられていたみたいなので催促しましたら、10時過ぎに打ちに来てくださいました。

私もこの頃は物忘れするので仕方ないですね。

今朝は今朝で、6時に打ちに来てくれたのですが、私もそのまま横になって二度寝したので、気づくのに遅れたのですが、とても布団が冷たく、パジャマの袖もビッショリに気づき、慌ててナースコール。

布団を取り替え、パジャマも着替えるほど、点滴が流出。

サザエさん来て「あ、すみません」とか言って、残りわずかになった点滴を繋げて何事もなかったように去りましたけど、あれでいいのかな?

ユルいの嫌いじゃないんですけど・・・。

2892 立正佼成会付属病院

12/5-17

目黒・軍人病院、新宿・国鉄病院、中野・警察病院に続いて今度は杉並・宗教病院です。

みんなバックに莫大な資金がついてるから苦しゅうないです。

いずれもチャリ圏内のコンパクト。

しかも慶應、女子医大の個室よりここの大部屋の方が1万倍快適です。

師走に軟禁はキツイけど。

断食破り初日。

ごはんに牛乳は私のテイストではないので、明朝からは牛乳を味噌汁に変更届け。

小学生時代は戦後のどさくさで救世軍、もしくは赤十字から配給されたアルミ容器の脱脂粉乳を給食で飲まされたクチなので、牛乳に抵抗あり。

新美先生の「病気にならない生き方1」には成長期を過ぎた人間に牛乳はむしろ悪影響と科学的根拠まで添えて書いてある。

ハーシーのチョコレートリキッドでも添えてくれれば嬉しくいただけるのだが。
私の部屋からは杉並、中野、練馬方面がよく見えます。
それにしてもこの包帯の巻き方・・・看護婦さん。

昨夜は夜8時予定の点滴が夜10時過ぎに。

大丈夫かなここ、少しだけ心配です。