少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2941 酸辣湯・広州&NY

12/29-17


NY29日夜。

治療後、紆余曲折した夕飯ですが(この日初めての食事)、マンハッタンで酸辣湯麺をご馳走になりました。こちらでも大人気です。

私は2002年に、初めてひとりで入った広州の場末の料理屋でこれを知りました。

風呂の洗面器大の器いっぱいの酸辣湯(麺はなし)が10元(100円弱)でした。

不思議極まりない味でしたが病みつきになりました。

当然ですが、量がハンパなく飲み干せません。残します。

次回、行った時、「正規の料金を払うから量を半分にしてくれ」と申し出たら、2倍の量が出て来ました。「美味しい」と連発したのが強烈に伝わったのでしょう。古き良き時代。

 

(ちなみにですが、当然食べきれません。「持って帰る」というと、なんと二重にしたコンビニのレジ袋にダイレクトで詰めてくれました。

どこからどう見ても、タクシーの中で粗相した汚物以外の何物にも見えません、しかも何人分だこの量、しかも酸っぱい匂いがするぞ。

私は手を振って見送ってくれる料理店家族の姿が完全に消えるまで、袋を大切そうにいだき、安宿に戻る前に、深く謝罪しながら路地の角地にローゲのような酸辣湯を置き去りにした罪深き素浪人なのです)

 

ここからはNYです。帰宿してから抗ヒスタミン注射を尻にいただきました。

「20秒で全身に回る」と言われ、60秒後にベットで気を失い、おかげで10時間、爆睡でした。

マイケル・ジャクソンが打たれたやつです。

ご参考までに。

ヒスタミン薬(こうヒスタミンやく、Antihistamine)は、ヒスタミンの作用を抑制する薬品である。鼻水といったアレルギー症状や、酔い止めの成分として知られ、花粉症の薬や総合感冒薬にも含まれる。
ヒスタミンH1受容体拮抗薬)は現在2種類存在する。先に登場した第一世代抗ヒスタミン薬の強い鎮静作用が眠気を引き起こしたり、認知機能の低下を引き起こすことから、その点において改良された第二世代抗ヒスタミン薬が登場している。日本はこの副作用の危険性の認知度があまり高くなく、成人で20-40%、小児では80-95%という頻度で医師によって処方され、医師や薬剤師による説明の必要性が認識されている。

 

私の足の治療は投薬療法ですが内科ではありません、1日に最低でも30箇所に複数の薬を注射されます。日本では整形外科の範疇です。

こちらでは足外科と言います。足に特化した外科で日本にはありません。

経験と知識と症例が天と地ほどの差があります。

33歳の誕生日に野球の試合でアキレス腱を断裂し、その後、日本での度重なる不可解な外科治療が今回の度重なる足の不調の遠因であると指摘されました。
また、日本でのMRI、レントゲンによる画像診断も、根本的には同じですが、こちらではそこに足科の医師による入念な触診、視診が加わるので、日本での画像による診断に疑問符がつきました。

あと2週間、日本ではまずあり得ないことですが、医療チームが全力を尽くしてくれるとのこと。

いろいろな方々の支援と助言、そして宇宙も神様のお導きに感謝です。

追伸 日本の医師は見落としましたが、こちらは画像を専門に診る医師がいます。

MRIとレントゲンで細かい骨折と手術以外で修復不能の脱臼が見つかりました。

納得です。脱臼は明らかに日本の医師の治療ミスだと指摘されました。

2940 安藤投手トライアウト2

12/30-16

安藤選手、トライアウト自慢話2。
おヒマな方のみ限定です。長いし、皆さんにプラスな情報ではありません。安藤の自己満です。でも、野球に興味のある方には読んでいただきたいです。すみません。

で、打者との対決。1年間の授業料がかかってるので、それは力の入る真剣勝負。年齢関係ない、将来のメジャーリーガー相手。
徳永コーチの作戦通り、タイミングを外す投法だが、もともとストレートにスピードがない。だから変化球との球速差も大してない。てか、遅すぎてタイミングが合わないだけで、投げてて恥ずかしくなる。肩より肘が痛い。投げ方が悪いからだろう。3度目の投球テストの時は、キャッチャーからの返球の方が遥かに速い。投手枠は断念、頼み込んで野手に変更。

では、どこを守る。外野は経験ある。捕るのは自信ある。でも捕ってからどうするよ。肘痛くて投げれない。外野手失格。
一塁三塁。メジャーリーガーの打球についていけるかな?てかコエ〜し。ショート、守備範囲、絶対ムリ。セカンドの人に悪いけど、消去法でここしかない。やったことないけど、ダメ元じゃんで、セカンドにチャレンジ。

ノックもそんなに厳しくないので、なんとか無難に可もなく不可もなく。ただし、中継プレーは褒められた。的確なポジショニングと、捕球から送球の速さと正確さ。まあ、日本の球児としてはごくごく平均かそれ以下の出来。つまり、このチーム、そんなにレベルが高くない。

初日の200人はセレモニーのようなもので、100人からは、一度のテストで10人ずつ削られ、毎日の発表にドキドキ。実力が均衡する60人くらいから、こちらの体力も格段に落ち、今日はダメだろうと思いながらも、なんとか残る。

で、奇跡的に残り30人までに残った。
最終選考は5人が落ちる。すでにトップ20人は誰の目から見ても確定メンバー。残り5席を10人で争う。これだけ毎日見てれば、自分の順位はわかる。ビリではないけど、28番か29番、25人のメンバーはまずムリだろう。思い出作りには最適だけどね。

だから先手を打った。
「選手じゃなくてもいい。マネージャーでいいから、ベンチに入れてくれ。授業料も払うし」
みんなに大笑いされた。
理由は後でわかった。
マネージャーって監督のことだってさ、知らねえやそんなこと。

トライアウト最終日は実戦形式紅白戦。全員出てるけど、監督志望の日本人には出番が来ない。やっぱりな、と思っていたから大きなショックはないけど。

そしたらホンモノのマネージャーが言った。
「おいチミ、最後のチャンスやる。打ってこい」
代打で出場。

腐りながらも、そこは日本仕込みの球児、本当は諦めていない。紅白戦7回(最終回)裏、スコアは忘れたけど1点ビハインド、二死二三塁。一打逆転サヨナラの場面。すでに合格が決まってる連中からピーピーヤジだか激励だかわからん奇声が飛ぶ。

マウンドには身長188くらいの左のノッポ、球速いし、スライダー切れてる。スライダーはまずムリ、追い込まれたら打てない。性格悪そうな奴だけど、結局こいつが、その後チームのエースになる。

あの時点での自分の力のでは、ノッポのストレートとスライダーを見極めることは不可能。もう、ストレートと信じて、初球からフルスイングしかない。と、決めて打席に立った。

初球、左投手のインローストレート。右打者の膝に対角に食い込む速球。決めていたので、バットを振った。
よく解説者が言うけど、振り切ったからファウルにならなかったのでしょうね。ゴロで三塁ベースの真上を通過。

自分の感覚では真芯ではなく根っこで詰まった感触。上手い三塁手だったら捕られてたかもしれない程度の当たり。三塁手が飛び込んだので、捕られたと思い全力疾走、しかし、打球は外野に転々、逆転サヨナラで、両軍ベンチは大喝采、意外と人気者。

しかし、こっちは28番か29番目の受験者、走力と、ベーランテクニックも見せつけておかないと。二塁も全力で周り、当然、ホームベースを全力で駆け抜ける算段。
しかし、しかし、ついにでました1年半のブランク選手。三塁を勢いよく回ったところで、足がもつれ、力尽き、そのまま三本間でよれよれのヘッドスライディング。万事休す。もうアカンと覚悟を決めました。

ところがですね、これが信じられないくらいウケてしまったのですよ。
キャッチャーの返球より遅い球のくせに投手志願とか、監督やらせろとか、アタマのオカシいサルくらいにしか、多分思われていなかったと思いますが、最後はゴリラみたいなあのキャッチャーが握手を求めてきてくれました。

で、結果はまさかの合格。
「25番目の選手。運のイイ奴もチームには必要だから」と言われて仲間に入れてもらいました。

当時、日本人メジャーリーガーはマッシー村上さんしかいない。野茂もイチローもいなかったので、正式には、私が日本人2人目もメジャーリーガーになっていたかもしれません、という自慢話でした。

長くてすみません、おしまいです。

2939 安藤投手トライアウト1

12/30-16

プロ野球戦力外選手トライアウト。この季節の悲喜こもごも。

私も受けたことあります、トライアウト。
以下、ただの自慢話ですので、おヒマな方限定です。

安藤選手19歳。

イリノイ州立大学の野球部の門を叩く。

トライアウト(入団テスト)なるものがあり、申し込む。

とはいえ、一年以上のブランク、相手はメジャーリーガーのタマゴども。

相手にとって、こちらは不足だらけ。

幸運にも元カープブルペン捕手の徳永さんがシカゴにいた。

1年半以上も硬球を握ってない、ノックも受けてない。

つまり野手としては無理。

投手は本職ではないが、守備ではボロが出る。

徳永さんのアドバイスで投手で受ける。

ションベンカーブでも、タイミングを外せば通用するカモ?と徳永さん。

約、一ヶ月、徳永さんに受けてもらう。アドバイスももらう。

まあ、何もなしに受けるより、格段に上達した、と思う。

トライアウト当日、25人の募集に集まったツワモノどもなんと200人越え。

でもその半数はジーンズにスニーカー野郎、当然、初日で消える。

残りの100人からが、本当のトライアウト。
皆さん、なんでこんなに熱心なのか?

それは25人に入れば1年間、授業料免除。

受けた時、知らなかったのは、おそらく私だけ。

みんなハングリー野郎じゃん、一歩出遅れる。

投手枠なので、初日は徳永コーチの指導通り投げる。まあまあの自己評価。

だけど、余計な力が入るのでしょう、すぐに肘にきました。

テストは1日置き。

テスト後に合格者の番号が張り出され、10人ずつ消えていく。安藤選手、今日も残る。
いよいよ打者を相手にテスト。

すみません、お迎えが来たので、一旦ここで投稿します。
つづきます。じらすつもりじゃないけどごめんなさい。

2938 ビリケントレードの損

12/30-16

本日夕刻、元海軍の五十嵐通信隊長が、ビリケンさん一匹ぶら下げて訪ね来た。
このビリケンさん一匹と私のバディリーちゃんと交換してくれですと。

・・・ヤンキースのチャップマンは5対1プラス金銭でカブスにトレードされたけど、このレプリカビリケン一匹だけなら、リーちゃんの右腕一本ということで、トレード成立。

本体と左腕とハットは後日、トレード要員持参の際に取り引きします。

そもそもこのバディリーちゃんは五十嵐隊長の家の子。

五十嵐隊長がKという業者に5万円で身売りした子。
そのKが、私から500万円借りて倒産。物納返還の一部として、10万円の価値として押さえたもの。

隊長としては売り飛ばした我が子を取り戻したい親心は理解できる。

しかし、私はこの子を現金に換えなければならない。

時価5000円クラスのビリケンさんではリーちゃんの腕一本という裏事情。

我が子の交換には、いつも神経を使います。

2937 清原独白の謎

 

12/30-16

昨夜のたけしサン番組での清原サンの独白、皆さんはどう思われたでしょうか?

私は清原サンと直接、話したことはありませんが、複数の選手から聞いたところ「いい奴」「悪い奴ではない」と人間性を否定するようなことはありませんでした。

昨夜の独白を見る限り、良い人ぽかったです。

息子の話になるとカメラの前で泣いてましたし、同情誘いましたよね。

執行猶予中にもかかわらず、どうして、この時期に突然、清原サンが局のオファーを受け、日刊ゲンダイ風に言えば、ノコノコ出て来たのか?

かつての職業柄、推測するには、まずは収入のため。

次に同情を惹き、息子との再会をうったえるため。この二つに尽きると思います。

今回の独白の大きなポイントは、現役引退後の薬物使用は当然ですが、問題は現役時代の使用についての嫌疑です。
インタビュアーは素人ぽいディレクターみたいな人で、少なくとも事件ジャーナリストとスポーツジャーナリストの複数を用意すべきでしょう。

プロ野球界の大物中の大物ですからね。

メジャーでは、カンセコボンズもAロッドも現役中の使用で問題視されました。

清原サンの現役時代の使用についての検証がうやむやなのは球界のアンタッチャブル、マスコミも含め、隠さざるを得ない状況の匂いがプンプンです。

そこに行き着くまでどんな理由があろうと、結果として薬物に手を出した清原本人の責任は重いですが、私は、膝の痛みから逃れるためと聞いているので、方法論は別として同情の余地があると、以前、投稿しました。

今回は、現役時代に触れていなかったので、厳しい評価ですが40点です。

以前も投稿しましたが、こうなったそもそものきっかけは清原さん18歳のドラフト会議、読売の裏切りだと、私は断定します。

精神的にドン底状態からのプロ入り、気持ちを切り替えろと、綺麗事並べても、本人は本当に辛かったと思います、野球怪物とはいえ18歳の高校生。

考えてみてください。毎年毎年、春夏、年に2回の甲子園を目指す同じ年代がどれだけいるか?

予選出場校、全国でざっと4000校越え。平均部員数(勝手に決めましたけど、1学年10人として)30人として球児12万人。女子マネ等も含めれば、13〜14万人。

その頂天中の頂天が清原和博。高校球児ピラミッドの頂天の3年間。

PL1年から即4番、球拾いスタートの桑田とは異次元の存在。

甲子園頂天〜ドラフトでドン底〜現役選手としては不完全燃焼、欲求不満は清原本人が一番感じてるはず〜怪我、痛みから不本意な引退〜薬物。
これ以上ない、しくじり先生です。

王さんや長嶋さんにも負けない資質と華を持ちながら、しくじり街道に堕ちたのは、清原には、例えば王さんの荒川さんのような出会いが無かった悲運でしょう。

でも、今回の一件で、清原さんには、逆に王さん、長嶋さんにはない、しくじりの体験がつきました。

人間である限り、しくじりは誰にもつきものです。
インタビューでは、後遺症でしょう、まだロレツが怪しいです。でも、この麻薬地獄を克服されたなら、清原さんは最高の指導者になると思います。

いや、ならなければならないでしょう。

そのための麻薬試練だったのだと、証明していただきたい。

少年野球、学生野球、そしてプロ野球、あらゆるレベルの野球界に、清原和博という野球人と人間の教訓を拡散すべきだと思う。

善と悪、強と弱、厳と優、清原和博という人物の心体には、両極が混在し、感情を隠すことができない性格は、すなわち善人を意味する。
反面教師としてではなく、正面教師として、日本の野球界にもう一度フルスイングで戻って来てもらいたいと、私は心から思います。

2936 NY食事情2

12/27-17

本日の食事。

朝抜き、ランチはチャイニーズの酸辣湯テイクアウトを車内で。

こぼすとタイヘン。美味しかったけど、緊張した。これ8ドルはグー。

ヤンキースタジアムは素通り、アメリカNo1の人気チームも外側は殺風景。

お、今日は夜食がついた。

パンとバナナとピーナッツ。

格安航空機のオヤツみたいだけど、出るだけマシ。贅沢は敵!

鯖威張る(survival)男飯!
万が一に備え持参しました。

チンなしでいただきました。
パサパサでしたが、被災地の避難所では連日これでしょう。贅沢は敵。

学生時代、全てのライフラインを遮断された経験はこれしきのことではネ。
されどNY8日目、大好きな半馬鹿(ハンバーガー)と地理犬(チリドッグ)に未だありつけないことが無念。
本日、レントゲン&MRI撮影。請求書がおそがい(三河弁=こえ〜)

 

12/28-17

「念ずれば花」
本日、念願の地理犬にありつきました。
快晴のジョージワシントンでハドソン川超え。

路肩のスタンドで地理犬3匹。しかし、一匹は半分個なので実質2.5匹。

されどhappy。

されど好事魔多し(Clouds always follow the sunshine.
もしくは、There's many a slip twixt (the) cup and (the) lip.)というわけで、本日の食事、これのみというオチ。
MRI、レントゲン、エコー検査、&治療終わると日没、気温はマイナス4℃。

帰宿して速攻、空腹に襲われる前に就寝刑。

されど腹減りました、さすがに。

これも人生の修行の一環です。甘んじて容認。

 

2935 NY食事情

12/26-17

マンハッタンで治療中。

医療費高額のため、食事は1日一回が基本。今日はこれ。

施設が用意してくれた冷めた弁当でも、空腹には嬉し。

何かしら温かいもんが食べたいなどとは、現代人の奢り。

1日1食でもありつけたことに感謝。目的はあくまでも治癒。

ただし水だけは飲み放題の幸。

 

とことで、

よくわからないのですが、深夜1:00。

麻酔が切れ、寄宿舎地下室にてアルバイト原稿を書いていると、突然の夜食が。
空腹故に食べたいのですが、この時間の食事はとうに卒業しているので、ちょっと目の毒です。
とりあえず冷めた味噌スープとチキン一本いただきました。
残りは明日の朝食にします。
新横浜負け組弁当といい、こういうことってよくあります。
その度に私はユル・ブリンナーチャールズ・ブロンソンの「荒野の七人」を連想します。

百姓家の納屋で敵の襲来を待つ前科者に与えられた食料は来る日も来る日もマメばかり。

マメを食らいながら決戦を待つ、そんな心境です、カッチョエエなぁオレ!

 

クリスマスはNJの日本スーパーミツワ。
フードコートでサバ塩定食約10ドル。