少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

168   豊島区役所

わけあって戸籍謄本を取りに豊島区役所へ行きました。
戸籍謄本と戸籍抄本の区別がよくわかりませんでしたが、謄本は家族全員のものが、抄本は一人分が掲載されているだけで、法的効果は同じだそうです。だったら、同じ呼びなにしてくれといいたい。日本全国の役所の印刷代を考えたら、やはり無駄使いの部類に入るでしょうに。結局、抄本をとりましたが、以前にとった時は縦書きでしたが、きょうもらったのは横書き。聞くとコンピュータを導入して横書きに変わったそうです。一通につき手数料450円。
池袋駅から区役所に向かう途中、こんなことを考えました。
僕の愛知県の仲間はほとんどが地元の人なので、代々その土地で暮らしているので、あまり考えたことがないと思いますが、僕のように、住まいを転々としているジプシーは時空を超えた土地(空間)のいにしえについて、ふと、考える時があります。
たとえば、愛知の仲間はおじいさんも、ひいおじいさんも、そのまたおじいさんも、同じ敷地、あるいは同じ地元で暮らした人が多いので、同じ場所から同じ景色を時空を超えて見ているわけですよ。しかし、僕のように、おじいさんが何処に住んでいたかもわからない人間にとっては、おじいさんとの空間的な接点が永遠に持てないというわけなのです。
僕の父方のおじいさんは僕が生まれる前に、亡くなったので接点はありません。ただどこに住んでいたかはわかります。きょう、僕がとった戸籍抄本に出ています。そこが僕の戸籍上の本籍ですから。
しかし、昭和42年に土地改正が行われ、現在の地図上に僕の本籍地は実在しません。何度か探しに行きましたが、結局はわからずじまいでした。
唯一、おじいさん、ひいおじいさんが確実にいた場所といえば、早稲田大学のキャンパスと祖先の墓がある雑司ヶ谷墓地くらいでしょう。そして、もしかしたら、この豊島区役所にも来たはずだ、と思いつつ、区役所の人にこの区役所はいつごろからあるのかと聞いてみましたが、ここは昭和36年に前の場所から移転され、前の場所はどこだかわからないそうで「調べましょうか」と親切に言ってくださいましたが「たいした用事ではないので」と辞退しました。
しかし、親切な役人さんもいたもので、僕の戸籍の住所から、改正前の場所を調べてくれ、おまけに地図までコピーしてくださり「ここですね」とピンポイントで教えてくれたのです。戦争でおじいさんの家が焼かれなければ、今ごろは雑司ヶ谷の地主で鳩山さんの1000分の1くらいの「ドラ息子」だったかも知れません。
それはそうと、本当に驚いたことがありました。
いただいた地図の、おじいさんの元の家の隣人は、なんと僕の知り合いの方でした。
その方は順天堂大学病院の現役医師で、以前に書き込みした栃木の正岡先生の友人の方です。中国での腎臓移植の件で中国の病院の安全確認のため、正岡先生と視察に中国まで訪れてくれました。今から6〜7年前の話です。お互いにその時が初対面だと思っていましたが、それを遡ること2年前に、ある会合でご一緒したことが判明し、一緒に記念写真におさまっていたりして「え〜あの時、君もいたの〜」なんて話から親しくさせていただいています。
その時、ご住所をお伺いしたところ「もしかしてすごいご近所だね」などというお話をしたことがありましたが、まさか真隣だったなんて、この広い地球の中で・・・。
その先生のお父様は日本医師会の会長も歴任されたことのある有名な人物です。明日、さっそく電話を入れてみます。
まあ、僕以外の方にはど〜でもいい話につき合わせてしまい、すみません。ごめんなさい。
今週は雨は降らないとアマタツが言ったのに、しっかり降り、屋外に放置してある椅子とテーブルにシートをかける余計な作業が増えました。あっこれも僕以外ど〜でもいい話、重ね重ね・・・です。
本日の購入本
「花のワルツ 川端康成 新潮社 昭15/4/5 壱円」
「あたらしい憲法のはなし 宮澤俊義 朝日新聞社 昭22/6/15 30円」
「どうか娘を頼みます 吉川英治 六興出版 昭44/10/10 500円」
「手術室からセ・ラ・ヴィ 森岡恭彦(昭和天皇執刀医)講談社 1994/9/14 1700円」
「疑惑 JAL123便墜落事故 角田四朗(その昔、安藤貴樹後援会会長)早稲田出版 1993/12/28 2200円」
「日本美術辞典 東京堂出版 昭42/8/30 (僕のおじいさんの弟にあたる仏教美術の専門家で早稲田大教授の安藤更生の記述が出ていたので買いました。安藤更生も同じ家で生まれ育ちました。1900年明治22年の生れと出ていました。更生さんはすでに他界されましたが、まだ110歳の人って存在するからすごいですよね。この辞典が増刷された昭和42年8/30は僕の8歳の誕生日ですが、更生さんは存命中で僕もよく覚えています)1200円」
「中国好きになっちゃった 下川裕治編 双葉社 1997/6/10 1500円」
邪馬台国への道 朝日新聞社 倭人伝の道研究会 昭55/8/1 2000円」
プロ野球名人豪傑列伝 日本スポーツ出版 平元10/10 1000円」
「和のインテリアが新鮮 婦人生活社 平13/7/25 1200円」
(以上、池袋・光芳古本店)
「気持ちのいいカフェブック 学研 2001/4/20 950円」
「TOKYOカフェ エンターブレイン 2005/4 1200円」
(以上、笹塚の古本屋)