少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

232  喫茶店設立状況6

遡って書きます。前回、NO212喫茶店設立状況5(5月15日)の続編です。あれから26日ぶりの安城現場復帰。新宿から運賃2000円の高速バスで安城に移動したのが6月9日のことでした。
仕事の関係でトヨジが来れるのが6月15日から。5日間は自分ひとりで作業しなければならない。できることはペンキ塗りくらいです。
6月13日(日曜日)にはスタッフ候補の女性4人が集まり、今後の話し合い。「いったいいつになったらオープンするのか?のんびりしすぎ。最初は4月オープンと言ってたくせに」と責められる。
とは言え、俺とトヨジの二人で廃材を集めるところからやっているので仕方ないのだよアケチ君。トヨジは一人前にしてもこちとらは半人前以下の0.3人前、だからわかって欲しいのだよアケチ君。
しかも途中一カ月近くの空白の時間があるのだから、女どもの思うようにはいかんのだよ・・・。途中からは80歳の母親も話し合いに加わり「本当にいつになったらオープンできるやら」と四面楚歌の責め苦に。
とは言え、中国で店の名刺、珈琲チケット、無料珈琲券、商品プライス表、領収証、販売商品の購入と製造等々、できることはすべて2週間で完了させてきたつもり。
しかし女性スタッフのひとりは「こんな小さいことばかり先にやって肝心なこと(人選とかメニューとか)をやらない」と非難するし、母親も「そうそう、どうでもいいことばかりやって肝心なことを後回しにするの・・・」と同調。
小さなこととはナニゴトか?珈琲チケットは12枚綴りで1セット3600円の代物。これを500枚印刷したので完売時の売上は180万円。これをどれだけの期間で売り切るかが、収益の大きなポイントになるということを全く理解できていない。できれば365日で売り切るのが目標だが、最長でも500日で売り切りたい。そのために、他店にはない凝ったものを作成したのだ。どうせ言ってもわかりっこないので黙っていた。
とは言え、彼女たちの言うことも事実。人選も決まらず、営業時間も曖昧。開店の日時も定かでない。
他とは違う個性的な喫茶店を造ろうとしているのに「こんなの一般的じゃない」「大衆には向かない」「これ以上(古いものを)増やすつもりなの?」「この名刺へん、気持ち悪い」「サンドイッチなんて面倒くさい」etc・・・と飛び交うアンチな意見。
普通の喫茶店を造って普通に客が入ってくれれば苦労しないのだよアケチ君。面倒くさいサンドイッチをパスして客が満足してくれれば苦労しないのだよアケチ君。
ただ、店をレトロにしたからとて客が入るとは限らない。「だから私たちが言ったじゃない」と閑古鳥が鳴いた時に逆襲される恐れもあるのでイマイチ強気になれず、ひとり落ち込みました。
6月15日(火)からトヨジが再登場。「まったく女どもは何もわかっちゃいねえんだよ」とトヨジに愚痴ってスッキリ。こんな時代に新規で店をオープンすること事態が異常なのに、「ビジネスとは・・・」とメールで正論をかましてくれる人もいて、正直、リアクションに困りました。
勝算があって計算通りに行けば、潰れる店は世の中に一軒もないはず。
安城のレトロカフェは逆風の中を行くサッカー日本代表のようなもの。誰からも優勝など期待されていないけど、せめてイーブンの引き分けに持ち込めば大健闘。それくらいの気持ちで負けない喫茶店を目指します。