少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

235  喫茶店設立状況9

ランチの主役が「癒し弁当」(限定20食)。「地産地消、地元三河の厳選素材を中心に、調味料をなるべく使用しない、素材そのものの持つ味を生かした、身体に優しい癒しのお弁当」というコンセプトで、ブックオフで料理本を漁りまくり、いくつかのローカロリー、成人病予防料理をピックアップしました。
ところが、このコンセプトが日に日に音をたてて崩れ落ちていくのです。というのもトヨジとふたりで喫茶店のランチ巡りをしていると、どの店も脂ぎったおかずに濃厚な味付け、そしてひとくちで終わるようなミニサラダ。僕のコンセプトと真逆のメニューなのですが、トヨジに言わせると「これぐらいの味付けでなきゃ、客なんかコーヘンぞー」。
事実、実家の母親の料理の味付けもやたら濃い目で、最初のうちは我慢して食べていましたが、とうとう「濃すぎて食べれない」と苦言を言い、みそ汁もおかずも味付けを極力抑えてもらいました。
僕自身、血圧や血糖を考慮して極力、塩分や糖分は控えるように心がけているので、なおさら感じるのかも知れませんが、安城に数日いると、口の中が塩漬けになったように感じるのです。
僕自身はサラダにドレッシングはかけないし、温野菜にも塩など振りません。ゆでたまごやスイカにも塩を振るなんて野暮なこともしませんし。漬物は醗酵食品で好きだけど塩分を考えたら多くは食べれません。白米より玄米や五穀米のほうが好きです。と言いつつチョコとコーラがやめられないので身体はガタガタです。
喫茶店のランチに詳しいヤトウ君にも聞いてみましたが、やはり味付けが濃い方がいいとのこと。彼は大人なのに極端な野菜嫌いなので、野菜中心のランチなんて絶対食いたくないそうです。
味付けを濃くする方が、薄味で旨味を引き出すより簡単なのでラクと言えばラクなのですが「身体に優しい」どころか「成人病養成弁当」になってしまいそうで、どうしようか、まだ迷っています。
この弁当も、当初は女子から不評でした。しかし、店の経営を考えると飲み物だけで運営するのは不可能なのです。またキッチンの広さを考えるとお弁当形式にして少々冷めても美味しい献立でなければなりません。「そんな面倒くさいこと誰がやるの〜」と集中砲火を浴びましたが料理好きのスタッフを探すまでのこと。
この広い、日本のどこかに、そんな人のひとりくらいはいるだろう、僕はそう信じているのです。