込みあげる怒り（売国奴）をクールダウンさせつつ、喫茶店の続きです。本来の予定では６月30日に看板を取り付け、７月３日（土）には細々と静かにグランドオープンさせる計画でした。７月３日は当喫茶店が入居するビルを建てた父親の命日だったので、それに合わせようとしたのですが、ごらんのようにまったく間に合いません。
工事そのものは内装にあと２日、看板と窓の外枠の取り付けに１日の計３日で何とかなる予定ですが、肝心要の店の責任者が見つからないのです。僕がやれば一番いいのですが、ビジュアルに大きな問題があり、こんなのが店にいてはお客さんが寄り付きません。僕が客ならかなり引いてしまうでしょうね。
そんなわけで頼りにしていたスタッフの女性から「不安になったのでやるかどうか考えさせてください」と怒りの電話が・・・。ごめんなさいのひと言しかありませんが、ＰＧを外した代表選手と一緒でこれもベストを尽くした結果ですから、と言い訳すればサポーター諸氏から次元が違うとぶっ飛ばされるでしょうか？
そんな中朗報が３つ。ひとつは芸大出でデザイナーの山本先生から電話。以前からお願いしていたコーヒーカップが完成した・・・と。実はこれ、あの天下の二トリに山本先生が卸す商品。「試作サンプル品がもうすぐ出来あがる予定だから、日本で一番早く安藤君に送ってあげるよ」とは有難たき幸せ。これまで数々のヒット商品を飛ばしてきた山本先生の和風マグが入手できる。まだどこにも販売されていないオンリーワンの商品です。楽しみだ。
その２。アムウェイの紹介者の伊藤さんから電話。「安藤さんがお店で出せるケーキの作り方を教えてあげる・・・」と。講師は元ＪＡＬの機長さんとチーフＣＡ夫妻。定期的に横浜の自宅で料理教室を開いているそうで、僕とは面識がない。伊藤さんが「メンバーの中にこれから喫茶店を開く人がいる」というと、今回のレシピを急きょ「お店で出せるおいしいケーキ作り」に変更してくれたという。世界中を飛び回っていた夫妻なので多彩な料理とお菓子作りの達人だとか。遠方の知らない駅で待ち合わせのため電車の時刻まで調べてメールしてくれた。僕にレシピを披露してくれたところで、僕はすでにメンバーなので、夫妻にとっては何のメリットもない。しかしアムウェイのトップレベルの人はそんなことはなったく意にとめていない。アムウェイ以外の接点で人脈ができ、それがビジネスや趣味仲間として交流の輪を広げられればという思考だ。
その３。本日は朝から自宅の軒先で荷物整理をしていたところ、散歩中の紳士に声を掛けられました。「おおやっと会えましたな」と親しげに声をかけてくださったのは、お隣の渋谷区大山にお住まいのＯさん。
以前、代々木上原に店を出していた頃に一度店を訪ねてくれたことがあると言われたが当方に記憶はない。
「実は家に不要になった照明があるんだけどね・・・捨てるにはちょっともったいない代物で・・・」と。「ではさっそく拝見させていただきにお伺いします」と僕。
渋谷区大山町と言えば都内でも十指に入る豪邸街でかのユニクロの柳井会長もここの住人だ。僕はＯさんの４階建て豪邸のブザーを押し、玄関先だったがイタリアでン十万円したという大理石製の照明器具と、同じくイタリア製の照明器具をわずかな額で引き取らせていただいた。シマちゃんに頼んで店のどこかに取り付けてもらおう。
