少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

255  凋落の名古屋牛乳2

前回からの続き。
「今、東京から電話をかけています。名鉄の新安城駅近辺で喫茶店をオープンするのですが、是非、名古屋牛乳をメニューに入れたいので、近くで購入できる販売店を教えてください」
「新安城・・・ねえ、う〜ん、うちの牛乳はそっちの方では売ってえへんよ〜。名糖さんの販売店で併用して扱ってるところがあるで、そこでよかったら紹介するわ〜〜〜」
なんとも気の抜けたオッサンの声。「ありがとうございます」のひとつも言え・・・と思ったが、とりあえず、名糖牛乳の販売店に電話を入れてみる。
「もしもし○○さんでしょうか?」
「ハイ、そうですが・・・」
「私、安藤と申します。名古屋牛乳から紹介されて電話をしていますが」
「何の用ですか?」(明らかに不審者扱いの口調で)
「何の用ですか・・・ってあんた、名古屋牛乳を売ってもらおうと思って電話していますが、なにか?」(こちらもかなり不愉快な口調で)
「ああ、そうでしたか」(急に営業用の声に変わる)
「名古屋牛乳がなかなか手に入らないので、名古屋牛乳に電話したら、おたくで扱っとるって聞いたもんで」
「ああ、扱っとるけど宅配はしとらんよ〜」
「じゃあ買いにいけばいいですか?」
「うちに来んでも○○に行けば売ってるでよ」
「○○はどこにありますか?」
三河安城駅の近くですわ」
「実は喫茶店で業務用に使いたいんですけど」
「業務用言われても、うちは○○に卸しとるだけだでね」
「ほうかん、アンガト」ガチャン。
なんとも覇気がない販売店。売る気は無いとみた。
もう一度、名古屋牛乳に電話を入れてみる。
「先ほどの新安城の喫茶店の者ですが、先ほど教えていただいた店はダメでした、他にありませんか?」
「他には無いね〜」
「んじゃ、名鉄に乗って名古屋まで買いにいくしかないということですか?」
「ほだね〜(そうだね〜)ウチはそっちの方では売ってえへん(売っていない)でねえ。まあ一度(もう一度)調べておたくに電話するわ〜。ほいで(それで)ええですかね〜」
「ほいでええです」
数分後、電話が来て安城市の別の販売店の電話番号を教えてくれた。なんだあるんやないか、本社の奴が売る気ないんだから販売店があれでもしゃ〜ないか・・・と普通に思った。
次の販売店の人は普通の対応だった。
「喫茶店でもお届けできますよ、新安城なら近いし、問題ないです。ただし業務用となると、ちょっとどうかな〜。・・・というのは名古屋牛乳は1リットルサイズが1本245円でそれに消費税が乗っかるんですわ。他の牛乳と比較して100円近く高くなるんで、他の喫茶店さんは商売にならんって敬遠されますからね。うちは別にかまわんのですけど、そっちの方が心配になっちゃってねえ」
なかなか良心的な店主さんと見た。
「それはお高いですね。でも大丈夫です。多少高くても美味しければ、それが最優先ですから、配達していただけるなら是非お願いしたいです」
「それでは種類もいくつかあるので、一度お店に来ていただけますか?」
「もちろんです。今、東京ですので、安城に行った際には伺います。国鉄安城駅の岡信の近くですね」
「はいそうです。お待ちしております」
そうか、何種類もあるのか・・・。僕はネットで検索してみた。(続く)