少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

306  思い出作り総理

一億総評論家時代、政治の話題など時間の無駄。どのチャンネルひねっても、バカマスコミとバカ評論家が飲み屋のカウンターのオヤジ連中と同レベルの解説しかできないじゃないか。
政治屋のみなさんが勢力争いに躍起の中、円高株価暴落倒産失業は確実に悪化し、昨日も今日も明日も毎日100人超の働き手が青木が原を彷徨い、四畳半の鴨居で首をくくっている。100歳超の老人は白骨死体で発見され、中国では軒並みストライキで日系工場は稼働できない。海外渡航を禁止された移植希望患者はドナーの現れない日本で待機を余儀なくされ、臓器が間に合わず、法律という壁に見殺しにされる。
「でも、そんなのカンケーねえ、だって政治屋になった以上、目指すは総理大臣。国民が死のうがわめこうが、総理の椅子の方が大切なんだも〜ん」
話は変わるけど、例えば高校野球。野球部に所属した以上、目指すはもちろん甲子園。全国4000超のチームが毎年、頂点を目指す。10ー0の九回裏。心優しい監督はベンチで燻(くすぶ)っている背番号15,16,17番の補欠3年生を代打で送りだす。これを専門用語で「思い出作り代打」と呼ぶ。
彼らが将来、結婚するとき、披露宴で流すビデオのためだ。甲子園まで来るチームの監督には選手の親からも「我が子を出して」と相当のプレッシャーがかかる。大差がついたゲームは勝っても負けても「思い出作り」には都合がいい。「オラ甲子園さ出ただ・・・」と田舎なら一生通用する。
さて、昨今の自民党民主党政治屋さん。私にはこの思い出球児の姿とダブってならない。人の噂も75日、過去の失態なんて、アフォの国民は3カ月で忘れちまうぜ。「だからさ、みんなでさ、思い出作ろうよ、ね」
安倍、福田、麻生、鳩山、菅、小沢・・・日本人だって覚えるの厄介だぜ、外国首脳にわかるわけがねえ。
「でも、そんなのカンケーねえ、だってこれでよォ、オレたちゃ教科書に名前が載るんだもんな」
え〜と誰が漢字読めなくて、誰が自分を客観的に見れて、誰が普天間で、誰が消費税だ?う〜ん本当にわかんねえ。え?また、どなたかお亡くなりになられましたか?はい、自殺者が100名ほど・・・。
「でも、そんなのカンケーねえ。思い出作りが最優先です。何故なら、私どもは、この日のために政治屋になったのですから」
はい、わかりました政治屋さん、本当にその通りですね。理解できない私たちがアフォでした。みんなで順番に総理大臣になって、国会議事堂土産の歴代総理大臣饅頭をどんどん量産しましょう。