少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

365  ひとつの食卓のふたつの家族

ユーチューブで「月の203号室」の動画を見つけ、ずっと見ている。やっぱりこの人たちはいい。感動しています。故郷の母親に唄った「手紙」も泣かせるけど「family」という曲が美しい。
「出逢えた奇跡をチカラにする ひたすらやさしい花を咲かせたい
あなたの幸せになれるなら 私は私の雨を降らせたい
帰ることを恐れないで その心を抱きしめて
その幸せ抱きしめて〜   (familyより)」
夕暮れ時、近所の子供たちと公園の街灯の明りで球蹴りをして遊んだ。
お母さんの呼び声で小さい子から順に消えてゆく。秋の風が冷たい。
夕食時、薬局に行くのを忘れてた。あわてて処方された薬を取りに行く。ゲッ5000円!、何故こんなに高いのか?傷口の消毒用のスプレー式の小さな薬。使用回数10回、つまりワンスプレー500円かい、思わぬ出費にがっくしも笑顔、笑顔・・・。午前のインフルエンザワクチンと合わせて福沢諭吉先生が飛んで行く。ああ無情。
夕食は昼の残りの「チキン竜田揚げ」と「サバ竜田揚げ」これに豆腐半丁と豚ヒレ肉100gを焼く、味付けはなし。サントリーのオールフリー1本と食パントースト1枚。アムウェイプロテイン20gを無糖ヨーグルトに混ぜる。
同じ食卓では、どこかの家族が違う夕飯を食している。不思議な光景ではあるが楽しそうだ。まあいい、世の中こんなこともあるだろう。
間違いなく、プロ野球シーズン中で最も面白いであろうクライマックスシリーズ真っただ中だというのに、どこのテレビ局も放映していない。どうせテレビが映らない我が家には関係のない話だが、これはもう世紀末といえよう。プロレス中継もないし最悪の世の中だ。
そんな中、一本の電話が来た。かつて、僕がお世話した大阪の患者さんが、来週、東京に来ると言う。わざわざ元気な姿を僕に見せに来てくれるというのだ、本当に有難い。本当に嬉しい。
Iさんは大阪出身、天下の浪商野球部のOBであの怪童・尾崎行雄投手(元・東映フライヤ―ス)の同級生。V9戦士・高田繁さんの2年先輩。なかなかドナーが見つからず、待つこと1年以上。本当に我慢強い患者さんでした。中国で過ごした、彼との数ヶ月間は日々野球談議で楽しかったなあ・・・。
一年生の尾崎投手のキャッチボールを校舎3階の窓から見てた3年生のエースが、「わし、もうピッチャーやめるでえ」と言ったというエピソードは凄すぎて忘れられない。
Iさんは月曜日に大阪から来る。夜には浅草で尾崎行雄さんの息子さんが経営するドイツ料理の店(ウィーン&ワイン 台東区元浅草3-3-5-101 03-5828-7280)へ行き尾崎さんとも再会する予定だ。
以前、ひとつの出版社、ふたつの新聞社から尾崎さんの「自叙伝」執筆(ゴースト)の依頼を受け、都合3度、お願いに上がったが「ずっと断り続けているので、悪いけど」と断られた。今度はどさくさにまぎれて4度目のお願いをしてみたい。
僕らの世代、現役時代の尾崎さんは知らないが、だからこそ、その凄さを何らかの形で検証してみたいと思っている。
午後8時過ぎ、小田原の山一さん(山一蒲鉾店=小田原市本町1-13-15 0465-22-3651)に電話を入れる。頼まれていた映画のDVD送りましたという業務連絡だが、ついつい長話になってしまう。結局、手紙に書いたこと全部話すはめに・・・。で、70歳超えの山一さん、最近便秘に悩まされているそうだが、僕より100倍は健康な人。彼の声を聞くと、またエネルギーをもらえる。
その後、中国は四川省成都でイト―ヨーカ堂反日のデモ隊に襲撃されたというニュースが・・・。四川大地震の時、日本政府はすぐに援助金を送り、救援隊を派遣しただろう?僕だってほんの少しだけど毛布や衣料を送ったさ。いずれにせよ悲しい知らせです。
同じアジアの中でひとつの食卓に居るふたつの家族。同じお皿で楽しく食事ができる日が来るのかな?そんな日が来ることを祈り、そのために日々、感謝と笑顔を忘れない人間になりたい。と、強引にまとめてみました。