少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

377  素直に喜べない中日勝利

最後はクライマックスシリーズ絶不調の4番・和田さんが決めた。レフト・ラミレスの頭上を弾丸ライナーで越えるサヨナラヒット。思わず「ヨッシャ」と叫んでしまったが、複雑である。
かつて、関東地区のドラゴンズ応援団長の僕としては嬉しいのだが、やっぱり一連の落合の非人道的愚行に目をつぶるわけにはいかない。
過去にも書いたが、「山井投手の交代劇」「井上選手の背番号はく奪」「立浪選手の永久欠番阻止」「WBCボイコット」(もってのほかだ)「少年ファンへのサイン禁止」「長島、秦コーチの冤罪解雇」「鈴木孝政コーチ、川相二軍監督らの私怨解雇」「星野派一掃」「スカウト完全無視のドラフト指名」「川上、福留らに対する私怨と仕打ち」「落合一家による球団の私物化」「宗教を野球に持ち込む姿勢」「記者完全無視」・・・ああ、キリがない。
落合がトレードでロッテから中日にきた現役のころ、僕は東京中日スポーツの駆け出し記者だった。だから当時から落合のちょっと常識外れの私生活は知っていた。ただ野球に対する姿勢は尊敬できた。
一野球人としての落合の野球に対する、情熱や集中力はイチローのように尊敬に値する。本当に数少ないプロ中のプロだったと素直に認めるし、選手としては間違いなく超一流だったと認める。
しかし、今はひどすぎる。こんな僕でもまだ、業界や球団関係者に先輩、後輩、同輩がいて、時々交流している。たとえば王さんの悪口、陰口など、昔も今もいまだかつて一度も聞いたことがない。星野さんに関しては、いい話もあるが、悪い話もある。人間だから当然だ。
しかし、落合に関しては、ただの一度もいい話を耳にしたことがない。すべてが批判的な内容だ。これは異常だろう。
僕自身、日刊ゲンダイ時代に落合に取材したことあるが、清原と落合だけはまともな会話ができなかった。
だから、素直に喜べない。中日ドラゴンズは落合一家に強姦略奪されたというのに、スタンドのファンはそんな事実を見ようともせず大喜びだ。かく言う僕もテレビの前で「ヨッシャ」と叫んだのだから、その中のひとりにカウントされても仕方ないのだが・・・。
そんな落合より、育成選手を何人も育て、WBCでジャパンを世界一に導いてくれた原監督に敬意を表したい。
日本シリーズはロッテ出身監督同士の対決だ。きょうのCS戦も小田と河原という巨人を追われた選手が大活躍した。これがプロ野球醍醐味だ。
さて日本シリーズ山本昌投手には本当に申し訳ないが、僕は公約通り千葉ロッテを応援します。