少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

404  喫茶店設立状況37

7日午後11時。新横浜ー豊橋経由で名鉄安城駅に着く。やはり日本シリーズが気になるが、新幹線内の電光ニュースは一切見ない。家に帰ってスポーツニュースで結果を見るのも味気ない。しかし、結果的にダッシュで帰宅すれば、試合終了の11時07分、最後の瞬間に十分間に合った。嗚呼・・・。
まあ、それよりも僕は大きなものをゲットできなのだからヨシとしよう。
中国から帰国してちょうど一カ月が過ぎた。毎晩ほぼ徹夜でストレスが溜まる。足も痛い。メニューも決まらん、スタッフもおらん。でも締め切りには絶対間に合わすのが使命だ。
「あ〜歌、唄いて〜」。新安城のカラオケスナックの前で入いろか帰ろか葛藤すること5分強。踏切ぞいのスナック。やっぱ帰ろうと決めたら、キンコンキンコンと踏切が降りて来た。名鉄電車様のお通りには逆らえない。僕はバイトの女の子でもゲットするか、と踏切前でUターンしてスナックの扉を開けた。
ゲゲ、女の子が居ない。ママさんひとり。
「ヤバ、ああやっぱ帰ります」と言ったとき、僕の腕はすでにママにわしづかみにされていた。
強引にカウンターに座らされた。客はカウンターでパソコンやってる人がひとり。嗚呼・・・。
「女の子居ないの?」ストレートな質問をぶつけた。
「いるよ、今、電話してる。もうひとり呼ぶか?」
「いらん、いらん」そんなもんいくら取られるかわからんし。
僕は立て続けに唄った。徳永英明さんの「ヴォーカリスト4バージョン」中心だ。「赤いスイートピー」「喝采」「セーラー服と機関銃」「駅」「愛が哀しいから」。コブクロ版「ILOVE YOU」、「ここにしか咲かない花」。中島美嘉版「missing」「雪の華」。月の203号室「うた」。きょうのところはこんなもんで許してあげたが、さすがに気持ちよかった。
ママさんが「あんたは歌手か?」というので「まあ、そんなもんだ」と言っておいた。
「ママさん珈琲好きか?近くで喫茶店やるよ。飲みくるか?」
「ええ〜、あなた社長さんか?」
「そうだよ」
「じゃあアルバイトいるか?」
「いるよ」
「じゃあこの子どお?カスミちゃん」
「おっ、カスミちゃん、いいねえ。カスミちゃんバイトする?」
「はい。やりたいです」
と言うわけで、初対面。ほんの一時間前までは知らなかった子ですが、決まりました。この店に僕が来たのは2度目。ママとも2回しか会っていません。まあ人の出会いなんて出逢うまでは他人なわけだから、どこでどう出逢ったかは、大きな問題ではないのです。出逢ってからどう、お付き合いするのかが、大切なんだと、いつもそんな風に考えています。
「明日10時。お店に来れる?」
「はい行きます」
本当に来てくれたら採用。本人には言わないけど、そんな風に決めていました。
ビール飲み放題、カラオケ唄い放題コース1時間3000円。プラス、ママとカスミちゃんの烏龍茶代で、締めて5000円。これって経費で落ちるのかな?