少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

405  無用の用

「無用の用」とは何ぞや?
「唯一の必要ものは必要がなくなれば邪魔物となる。無用の用に着眼せよ」これが全文だ。
安城の実家に居る時は、毎日、中日新聞に目を通す。まず最初に見る欄は終面、テレビラジオ欄のさらに下にある「松雲庵主の運勢」だ。まず一番最後の最後に出てくる自分の干支・亥年を見る。中国では猪をブタ年という。自分の干支を見ると、子年に戻り全部読む。これが、僕の高校時代からの習慣だ。
11月6日土曜日(仏滅)。松雲庵主は僕に文頭のようなメッセージを送ってきた。二日、三日考えたが意味がわからない。「必要なものが必要でなくなれば邪魔物」
ふと、気がついた。「物」を「者」に置き換えるとどうだろう。恐ろしい。
例えば「親」にしたらどうか?ある時を境に支える側と支えられる側の立場が逆転する。例えば「介護」が必要になった場合。「認知症」はどうか?「徘徊」はどうか?「楢山節考」という映画を若い時に観て作品も読んだ。この先は書けない、想像していただきたい。
例えば「嫁」あるいは「亭主」に置き換えたらどうか?簡単に理解できますね、えっ僕だけじゃないでしょ?
「唯一必要なものは必要がなくなれば邪魔物(者)となる」
秘密を知ったスパイ、愛人、パートナー、秘書、同僚、落合に意見するコーチや選手・・・、そんなとこでしょうか。
そんな風に思ったことはなかったが、言えてる部分もある。戦国武将は親兄弟でも邪魔者ならば斬るという非情さがなければ下剋上は成立しなかっただろう。
ナンセンスかも知れないが、野球に置き換えてみる。
非情に徹底した落合ドラゴンズは支援者でもあるファンやマスコミにまで背をそむけた。西村ロッテはチームのためにバットを短く持った4番打者を信頼し、ファンの絶大の指示を得た。
真の実力はペナントの結果(中日1位、ロッテ3位)通りで誰も異論はないだろう。しかし、日本シリーズの結果が非情と有情の差を紙一重で分けた。この結果が不滅の真実であって欲しいと僕は切に願う。「有情」は決して甘いものではない。それなりの覚悟が必要なのだ。(時間が来ました。つづきます)
と、先まで書き、現在9日23時25分。「mikawakinta63」さんが「無用の用」の回答をわかり易い例を用いて教えてくださいました。なるほどそういう意味でしたか、自分の無知をさらけ出しました。
レトロカフェ「ビリケン」のコンセプトはまさにそれ、というか廃材や捨てられた物たちを生かした店づくりです。人間が生みだした物には罪はなく、見方によっては重宝され、同じ物なのに、ある人からは不要とされゴミにされる。僕の主張は世の中に要らない物はない。生ゴミだって地球再生の立派なこやしになる。
ところが人間はどうでしょうか?天下り様をはじめとする余剰公務員。
犯罪者、おかしな教師、落合・・・、僕を含め、不要な人間はたくさんいます。ここにその言葉「無用の用」は成立するのでしょうか?
いろいろつける理由はありますが、最終的に何もつけられない人間は「死刑」という形で不要にされるということなのですかね。
話がヘビィに発展したのでこのくらいにしておきます。