少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

449 決断してください2

レッドキングF島が僕のために、特別オーダーの靴を開発してくれている。世界に2足とないスペシャルオーダーシューズだ。(これが上手くいけば商品化して爆発的に売れるぞ)。
しかし、その効果を実証するには、ホテル側とは違う選択を僕は選ばなければならない。忙しい中、僕のためにデザイナーや工場と掛け合ってくれているF島のことを思うと申し訳ない。DR・Mの差し入れも無駄に終わる。ただ、もう結論は出てしまった。
さらに言えば、僕のために知らないところで祈りを捧げてくれている何千という僕も知らない「霊波之光」の信者さんたちに対しても心が痛い。F島、DR・M島、信者さんたち、もちろん僕もそうだが、あまり有難くない結論となった。僕は日ごろお世話になっているDR・Iに電話で結果報告をした。「そうですか。ちょっと残念ですが仕方ありませんね」。DR・Iはそう言った。
僕は急に眠くなり、浅い眠りに落ちた。どんな夢だったか覚えていないが、目覚めた時は不快だった。こんなことは滅多にない。
やがて運ばれてきたルームサービスを美味しくいただいた。この日ランチメニューは「かじきの照り焼き、ホウレン草添。かぼちゃサラダ。中華風かき卵スープ」本当に美味い。昼食後、僕は活字を見るのも億劫になり、五十嵐隊長の差し入れの漫画本を眺め、ボーとする。
するとDR・M島が部屋に来た。
「実は安藤さん、DR・SKが先ほどと違う所見を持ってきました。これは何もしない方がいいのでは・・・と。つまり強行したところで、100%結果を出せる保証ができないので、このまま自然治癒させた方が良いのでは・・・」と。
「え〜。???どういうこと?つまり、もうひとつの選択肢の方がいいということ?」
「つまり、そいうことですね」とDR・M島。
詳しいことは書けないが「9:1」の比重が、このランチを挟んで「1:9」に逆転したのだ。
これは「霊波之光」のYさんSちゃんの言ってた通りの結果なのだ。本当にそういうことが起きるんだ。身を持って体感した。これはさらっと流せない重要な事実だ。Yさんがこうなる以前に僕にこう言った。「もし安藤さんにとって、いい結果が出たとしても、それを奇跡とは思わないでください。霊波之光の神様は必ず結果を出してくれます。だからそれは奇跡ではなく神様が用意した必然なのです」。僕はその言葉を信じてYさんの言う通りのことをした。そしてひとつの結果につながった。
僕の中にはもう「疑念」を持つ要素がなくなった。本当に凄いことだと思う。
あとは上海行きをどうするか?
実は先方は僕の到着を今か今かと待ってくれている。昨夜、上海に電話を入れた。本当に切羽詰まっている状況だ。
「俺も覚悟決めたから、なるべく早く行ける道を選択したから、それまで何とか持ちこたえてくれ」「よろしくお願いします」
僕には勝算がある。だから無理してでも上海に行く、そう決意した。しかし、身体は正直だ、少し休ませてくれと悲鳴を上げている。
「これも神様がくれたひとつのサイン。もうしばらくここのホテルでゆっくりしていってくださいな」とDR・M島はにこやかに言う。