少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

459 第三次世界大戦5

救急救命24時」というタイトルだったか、江口洋介主演のドラマでトリアージのシーンが何度か出てくる。災害時に医療施設に搬送される病人、怪我人の重症度を瞬時に識別し治療の優先順位を決める作業だ。
確か5〜6色だったと思うが切り取り線のついたタグを患者につけ、医療関係者が患者の緊急度を判定したら、下の方からタグを千切り、緊急度を識別する。テレビドラマで見た人は多いと思うが、ナマで見た人は少ないと思う。つまり少数派だ。だから少数派の私は見てしまった。しかも南北朝鮮戦争が勃発した翌日に・・・だ。
どこで見たのか。具体的な場所は公表できないが、国内の軍事施設内だ。つまり訓練である。医療関係者のみならず、運搬班からはじまり、仮想患者に化した隊員が担架に乗せられ担ぎ込まれるなど、かなり具体的だった。撮影班が様子をビデオに収め、不備がないか後に検証する。担ぎ込まれた患者に医療スタッフがトリアージを行い、それぞれの処置室へ。時間にして2〜3時間。このような緊急訓練が、恐らく各地の軍事施設で行われているみたいだ。
「いやいや、これは事前から決まっていたこと。たまたまきょうだったんですよ。緊急というわけではありませんよ」と関係者は南北朝鮮戦争との関連を否定したが、あまりにも偶然すぎるタイミングだ。いずれにせよ必要性がなければ、やらないことだし、国民の立場からすれば頼もしいかぎりだ。
また、防衛予算が削られ、どういう現象が起こっているかご存じだろうか?自衛隊員たちが自費で護身用のプロテクターなどを民間業者から購入しているのだ。つまり官品(国からの支給品)の防弾チョッキでは新型の銃では弾が貫通してしまい、使い物にならないというのだ。仕方がないので隊員はン十万をかけて米国製の製品を自費で購入する。ファッションではない、自己防衛、敵の発砲から命を護る手段なのだ。
平和ボケ民間人には到底理解できまい。「あなたは海賊退治にソマリアに行くのですか、それともアルカイダと戦うためにアフガンですか?」と聞きたくなるだろう。いやいやソマリアの海賊も、アフガンのアルカイダも日本まで来る旅費も食糧もありません。自腹武装自衛官たちは北朝鮮と中国軍の侵略に備えているのです。
国内においては現場に一番近い位置にいて、一番早く正確な情報を得る立場にいるので、彼らの行動は世界情勢のひとつの判断基準になるのです。近代戦争は長期化することはありません。逆の見方をすれば、どれだけ速いスピードで大量に殺戮できるかです。刺し違える覚悟で来る連中は本当に怖いです、世界基準の常識良識などという概念は最初からないのですから。
我々に出来ること?せめて一番好きな食べ物を枕元に用意しておきましょうか?