少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

516  いじめ乗り超えた少女2

そのとき僕はいじめとは口で言うのはもちろんだがそれを見て見ぬふりしたり、注意しないのも含まれることを知った。でも、注意するのはこわい。次は自分が標的にされるかもしれないからだ。しかし、このままだったら彼女は学校をやめてしまうだろう。いや、それだけではすまないかもしれない。皆で学校を卒業したいからそれは避けなければならなかった。僕たちは大きな課題をつきつけられた。
次の日、彼女の様子は少し違った。何か強いように見えた。男の子は、いつものように「キモい」だの「死ね」だの言っている。しかし、彼女はまるで気にしていなかった。聞こえていないのかとも思った。彼女は確かに強くなっていた。男の子も反応がつまらないのか言うのをやめた。彼女の行動に勇気をもらったのか男子が注意する。
僕たちかクラスの課題を解決する力を僕たちからではなくいじめられていた彼女からもらったのだ。意外な形で僕たちはまとまり始めていた。不思議なことである。いじめられている本人よりも周りにいる人たちの方が弱いなんて。そのとき僕は思った。一人一人が強い心を持てば、いじめだって対応できるし、注意することもできるってことを。僕は決意した。いじめなんてこわがらない強い心を持とう、すぐに注意できる強い心を持とうと。
次の日から少しずつ皆で頑張れるようになった。前は無理だと思っていた、彼女の笑顔も見られるようになってきた。やはりその人を認めることによってだんだん変わってきた。彼女をいじめていた男の子も皆が注意してくることにうんざりしたのか、言わないようになった。学校が楽しくなってきた。
人権といってもよく分からないけれど人を認める、つまり平等になるということだと思う。そうだとすれば傷害があることも個性として受け入れて平等に扱うことが大切だと思った。人権があれば皆が平等になり、それこそいじめなんてものは存在しなくなる。だから人権は重要だ。
そして全員が卒業することができた。最初は誰もがだめだと思っていたけど最後は彼女が一つにしてくれた。皆に配られた卒業アルバムをめくってみると、彼女は笑っていた。(作文了)