少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

491 いじめの愚策  

「いじめた」生徒を父親ビンタ・・・という見出しで12/16産経新聞朝刊25面が報道した。これ以上ない愚策にあきれた。以下掲載記事全文です。
「栃木県さくら市の中学校が、2年の男子生徒へのいじめを訴えて訪れた父親といじめたとされる男子生徒を校内で面会させ、父親が腹を立てて生徒に平手打ちをしていたことが15日、わかった。学校によると、父親は14日朝、生徒がいじめを理由に欠席したため「いじめが改善されない。相手の生徒と話がしたい」と電話をした上で親子で学校を訪問。会議室で教諭、相手の生徒を加えた4人で話し合いを始めたが、父親が生徒を平手で数発たたいたという。学校は『当事者を直接会わせたことは不適切だった』としている。教諭は今年7月ごろ、いじめられた生徒から『ペンでつかれる』など相談を受け、男子生徒に注意。他の生徒にも同様の行為をしていたため、指導を続けていた」(以上)
どう思いますか?これじゃ海老蔵じゃないけど被害者だったいじめられ少年が一転して加害者になり、いじめられ少年は学校中の嫌われ者になり、誰も彼に近づこうとしなくなると思います。
大人がよそさまの子を叱ったり殴ったりくることに関しては否定しません。むしろ肯定します。例えば、自分の子供がリンチを受けて殺されたとします。それなら、その相手を殴り殺しても問題ないでしょう。当たり前です。しかし、報道を見る限り「ペンでつかれる」。それも他の生徒にも同様の行為をしていた、とあります。つまりこれは、その少年に特定したいじめなのか、不特定多数に対する「イタズラ」もしくは「悪ふざけ」の範疇なのか、という疑問もあります。
僕らのころ流行ったイタズラは1・「ガッツ」と言って隙を見ては誰彼かまわずカンチョ―攻撃。これはツボにハマると超痛い。ここで泣くか我慢するかガッツ(根性)を試すという悪ふざけ。2・ケツ画鋲。起立、礼、着席という日直の号令で、前の席の奴が着席する瞬間に椅子の上に画鋲を置く。これもキツい悪ふざけだが、ケツに画鋲を刺したまま受業を受け続けた猛者もいたぞ。3・ケツ画鋲の要領で着席の瞬間に椅子を引き、尻もちをつかせる。これは効果抜群で教室中大爆笑だ。ただし、これは相手を選んでやる。プライドの高いヤツとかすぐ泣く子は要注意だ。4・3階の窓から逆さ吊り。これは生意気な奴がお仕置きとしてやられる。体重のある奴は要注意だ。ただし、先生に見つかれば親を呼ばれるので、やる側もリスクがある。まあ悪ふざけの範疇だ。5・グレートハンティング。中三の時に流行った映画がネーミング。「グレートハンティング」と叫びながらその日のターゲットの生徒をアマゾンを渡る水牛に見たて、ピラニアが襲いかかるという設定。時間、場所を問わず、誰かが襲いかかると、みんなで寄ってたかって服を脱がし、裸にする。裸にするまでの時間の早さが特徴だ。だから、ヘタに抵抗すると服が破れる。教室や廊下のあちこちで裸の男子がへたれ込んでいる。まあ、パンツまでは脱がさないので女子も含め、教室中大爆笑だが、中にはヤトウ君みたいに「やめろ〜やめてくれ〜」と叫びながら自らパンツを脱いでしまう輩もいる。自信のあるやつは違う。みんな「でけー」と言って、脱がせた方が自信を喪失して逃げてしまうくらいだ。
こんなことで、親がいちいち出てきたら、親は仕事なんかできないし、学校どころか子供が崩壊してしまう。まず自分の子供を鍛えなければ。