少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

509 慈善のススメ4

まるで夕焼けのような赤だった明け方の東京。きょうはクリスマス・イヴ。クリスチャンでない僕にも、容赦なくクリスマス・イヴはやってくる。きっと君は来ないのに・・・。
それでもニューヨークのユニセフのアンソニー・レーク事務局長から手紙(印刷)が来た。
「安藤貴樹様 4秒に一人、この瞬間も失われつつある小さな命。あなたの力で、クラシャのような子供たちに生きる力を届けることができます。もう泣く力もなく、息の浅いクラシャを抱いて、お母さんは祈るような気持ちで先を急ぎます。ケニアの乾いた土ぼこりの道をずっと歩き続け、やっと栄養治療センターにたどりついたとき、3歳の女の子クラシャは生死の境をさまよっていました。重度の栄養不良のうえ、脱水症をおこしていました。今も4秒に一人、幼い子どもが5歳の誕生日を迎える前に亡くなっています。子供たちの命を救う方法をユニセフは知っています。しかし、子どもたちの現状はまだ深刻です」
戦後の荒廃期、昭和24年から昭和39年までの15年間、ユニセフから当時の金額で65億円の寄付が日本の欠食児童らの給食費用として贈られました。あの脱脂粉乳がそれです。あの脱脂粉乳にどれだけの人々が狂喜乱舞して、その後、あの不味さがトラウマとなり、私のように牛乳が飲めなくなったことか・・・。
きょうはクリスマス・イヴ。きっと、君は来ない・・・。それにオイラは入院中。ケーキもねえ、お酒もねえ、サンタクロースは見たことねえ。プレゼントを贈る相手もねえから、そうだ、クラシャにささやかなプレゼントを贈ろう・・・。
わずか3000円だけど、これで子どもたちの免疫力を高め、感染症にかかりにくくなるビタミンAを一年分、1500人の子どもに投与できるそうです。メリー・クリスマス。