少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

542  ささやかなクリスマスプレゼント

ささやかなクリスマスプレゼントが欲しい。僕は今夜、6週間お世話になった、パラマウントベットとお別れする。最後に欲しいものがある。今夜はクリスマス。サンタクロースにお願いしよう。
それは「宇宙に浮かぶ赤い風船」だ。12/21付、産経新聞朝刊一面に掲載されたNASAの配信写真に見とれた。
それは、無数の星を背景に、赤い線の輪が広がり、まるで赤い風船のように見える、宇宙空間の神秘だ。写真は地球から16万光年離れた大マゼラン雲で起きた超新星爆発の名残をハップル宇宙望遠鏡がとらえNASA(米航空宇宙局)が公開したもの。赤い風船は爆発で生じたガスで、直径なんと23光年。現在、今この瞬間も、毎秒5000キロの速さで膨張し続けている。NASAによると、爆発が確認されたのは、400年前の1600年ごろ。当時は南半球では見ることができたそうだが、さすがに観測記録は残っていない。
僕はその「赤い風船」が欲しい、どうしても。16万光年、毎秒5000キロ、直径23光年・・・。僕は、もう生まれて50年以上も経つのに、未だに満天の星というものを、ただの一度も見たことがない。小学生の時に教わった。「今、見てる星は過去の光で、その星はもう消滅して存在してないかも知れない・・・」と。衝撃を受けた。すでに、存在していないかもしれないものを、見ることができるなんて。
あの頃から、まだ40年そこそこ。音より速いF15戦闘機を親父に連れられて航空自衛隊小牧基地の航空ショ―を見に行った。あの当時、音は越えられるけど、光を越えることはできない、と言われていたのに、わずか40年で人類は光ネットで瞬時に地球の裏側まで交信している。今、我々は当たり前のような顔をして、携帯メールやツイッターなんぞをやっているが、これって凄すぎることでしょ。このペースで科学が進歩すれば、僕は、将来、タイムマシンまで普通に登場すると思っている。
どうしても秒速5000メートルの「赤い風船」が欲しい。「光年」という言葉を知ってから、僕は毎晩、満天の星を見る術を覚えた。夜、寝る時、布団の中でギュッと瞳を閉じずに瞼を閉じるのだ。すると瞼の裏側に漆黒の宇宙の闇と無数の星たちが見える。僕は大人になった今でも、毎晩のように、そんな宇宙を楽しんで眠りにつく。どうか今夜だけでも「赤い風船」が、僕の瞼の中の宇宙に現れないかな。サンタクロースに願いを込めて、アーメンだ。