少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

554  重戦車崩壊

どれだけノーサイドのホイッスルが待ち遠しかったことか。永遠に終わらぬ後半40分。出るのはスタンドのため息と早稲田のトライだけ。後半15分ですでに7人のリザーブ全員を投入するという、練習試合でも有り得ない異例の背水の陣。いや、背水の陣という言葉は適切ではない。正直に書けば「敗戦処理」だ。
01/02、国立競技場で行われた大学選手権準決勝の明治大学早稲田大学。去る12/05の明早戦で勝てる試合を落とした明治・吉田義人監督は「これで(明治に)足りないものがわかった」と確かにそう言った。多くの明治ファンが今日という日に、その言葉の結果を待望したことだろう。私もそのひとりだが、永い永い終わらない40分に愕然とした。
前半は10ー15。わずか1トライ差。しかも明治の1トライはドライビングモールに耐えきれなかった早稲田のFWが苦し紛れに犯したコラプシングによる反則。まさかの一発反則での認定トライ、これも珍しい。レフェリーの目にはよほど悪質に映ったのだろう。前半最後のワンプレーで郭源治の期待の息子・佳久創へのラストパスが乱れ「あ〜あ」とスタンドからため息が漏れたが、なんとアドバンテージが認められ、SO田村がPGを決め、タナボタの3点をゲット。ついている。いけるぞ、と明治サイドの誰もが思ったことだろう。
そしてハーフタイムを挟んで、わずか10分後、電光掲示板のスコアは10-43になっていた。悪夢とかドッキリカメラではない、スタンドの眼下のグラウンドで起こっている現実だ。終わってみれば早稲田12トライ、10-74の記録的大敗。いや、僕の記憶が正しければ、早稲田は4GK、1PGを何故か外したので、本来の早稲田なら、これに11得点が加算され85得点になったであろう。
いったい何が起こったのか?知りたいのなら教えましょう。
これは部外秘なので、他言無用。くれぐれもご内密にお願いしたい。実は、この日、明治のメンバー22名が全員、よりによって食中毒を起こし、激しいおう吐と下痢を起こした上に、全員、新型インフルエンザに感染し、40℃の発熱、さらに運が悪いことに、競技場に来る途中で選手を乗せたバスが横転事故を起こし、みんな両足を複雑骨折し、脳しんとうを起こしたまま、仮死状態でグラウンドに立っていたというのだ。なるほど、それなら納得、コメントする気にもならん。
タックルに入る角度、スピード、タイミングはまるで大人と子供。パスのスピード、正確さも大人と子供。サインプレーも同じくすべて早稲田が遥かに上。途中で、いかに、気持ちが切れたとしても、国立の舞台であってはならない大醜態。胸さえ張れぬ、この雪辱。
嗚呼、この国立競技場から遥か西の彼方には、冬の冨士箱根路が夕映えに染まりつつある。鎧坂哲哉率いる明治大学競走部、トップの東洋大に4分差以内に迫る往路4位はアッパレ。明日は吉田監督以下ラグビー部全員を沿道に正座させるから、頼んだぞ!