少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

541 私的近況報告13

関西オッサン弁S嬢23歳、ただ今、日本語学校で勉強中も、もうすぐ卒業。「卒業したら、どこへ行ったらええと思う?アンドさん」「ワシに選択権あるなら、ワシと一緒に来るもよし!」「なんやねん、それ」
人気者の彼女はシンセン、広州、南京、上海に友達がいて、みんなから「おいで、おいで」とお誘いがあるという。「ワッシのおかんな、ワッシの弟にお見合いさせてな、ワッシにオトコ紹介してくれへんねん。なんでやねん、って言ったったわ〜」「なんや、アンタ、結婚相手探しとるんか〜」「そうや、もう23歳、オバンやで〜。アンドさん、誰か紹介してくれへんか〜」「あんたみたいに明るくて可愛いい娘なら、ほんなもん、すぐ見つかるやろ。だいたい彼氏おらへんこと自体が嘘くさいわ」「彼氏おったけどな、ずっと前に別かれたんや。あいつ浮気しよってな。ワッシな、彼氏できたらな、ずっとその人しか見いへんのや、ホンマやで」
ええ娘やないけ。行ったらんかいワレ!・・・と誰に言っとるのか、このオッサン。
これから仕事で行く上海の日本レストラン「G」には店内に豪勢なカウンターバーがある。流行りのガールズバーにして、こんな娘がカウンターの中に居れば盛り上がるなあ・・・と思い「上海来るか?」と聞けば「考えてもええで」とS嬢。
彼女が自動販売機で上海行きのスーパーハイスピードトレイン「和階号」のチケットを買ってきてくれた。1/25(火)、14:35分、南京発ー上海虹橋行き、一等指定席233元。
「日本の新幹線みたいなやつだね」「新幹線ちゃうでえ〜。新幹線より速いねん」「あんた本当に中国人か?ホンマは関西のおばはんやろ」
中国では若い女の子がプロに化粧してもらい、プロに撮影してもらい、自身のブロマイドを作るのが流行っている。彼女の16歳、18歳の時のブロマイドを見せてもろた。
「あんた、アキバ48より、ぜんぜん可愛いじゃん。日本でデビューするか?」「ダメ!いま、もうオバン」まじめに答えるところが、また可愛い。惚れてまうやろ〜〜〜〜。
さてさて「和階号」の乗り心地は正直、新幹線以上。S嬢の言う通り、新幹線より速く、表示スピードは最速338キロ。ほとんど直線なので減速もなく揺れもほとんど感じない。一杯15元の車内販売コーヒーなどを飲む。
アメリカ縦断鉄道の最終候補に「新幹線」と「和階号」が残っているそうだが、安全性を除けば、「和階号」の勝ちだな。速いデカい安い、すべてがアメリカ人好み。安全性より利便性、これが中国の発想で、アメリカ人は口では安全性最優先と言うが、実際はそんなことない。中国と同じ発想だ。いずれにせよ大事故が起きるまでは、問題ないし、仮に起きたとしても、また、問題ない。倫理や人命より経済最優先。善し悪しではない。経済が成り立たなければ、生活が成り立たないという発想だ。
アタマでっかちになった日本は、例えば「食の安全」とかに神経をすり減らし過ぎている。そのために、食品価格が高騰して、経済全体が疲弊している。食品無法地帯の中国と規制だらけの日本。どちらも極端すぎる。理想は日本だが、やり過ぎの感は否めない。この延長が「新幹線」と「和階号」の差なのだと思う。
そんなことを考えつつ、約2時間で上海に到着。