少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

583  私的近況報告24

いよいよ2月に突入。2月1日を迎えたが日本から何の連絡もなし。逆にこちらからも連絡を入れない。いや、藪蛇になるから入れられない。
現在の選択肢は3つ。
1・「G」を買いたいという中国企業があり、こちらの希望売値価格は日本円で1000万円。相手方の購買希望価格は半額の500万円。もし相手方がこちらの要望通り、1000万円の提示を飲めば、即売却。
2・現在、家主と家賃値下げ交渉中。家主がこちらの要望を飲めば、営業を継続。もし、決裂なら撤退。
3・1、2案がともに決裂なら、撤退。
数日前、この3つの選択肢を僕は国際電話で日本のK会長に伝えた。K会長の回答は「S店長のやる気次第だ。あいつのやる気が見えないなら撤退」と断言した。
S店長とは長い付き合いではない。自称草食系でガッツが表に出ないタイプ。やる気はあるのだが、売上(成績)が悪いため自信がない。僕にはそう映る。特にK会長の前では緊張で委縮して思うようにしゃべれないという。S店長にとってK会長は憧れであり尊敬の対象だという。「例えば好きな女の子の前で赤面して話せなくなるのと同じなんです」と彼はそう解説した。
S店長もN料理長もK会長から「お前たち、よく頑張ったな、成長したな」というひと言がもらいたくて頑張っているのだと僕に告白した。
となれば、なおさら撤退することは、少なくとも我々の選択肢に入れることはできない。さりとて、難破船は現在操縦不能。第三者がどう動くかに委ねられている。
この日も通常通りランチをオープン。何も知らない常連客は、日替わり定食の鯖の塩焼きを美味しそうにほおばり、何も知らない中国人シェフは和風ハンバーグを焼き、何も知らない中国人ウエイトレスは客に勘定のお釣りを渡している。
1も2も、回答は春節(中国の旧正月)明けの10日前後になる見通し。その間、僕らは穏やかな荒らしの海上にある難破船に缶詰だ。レストランだから水と食料だけはある。ただ僕らは孤立している。