少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

600  どうなる「G」?5

現在、日本国内で110店舗。東京以外には沖縄、金沢、鹿児島に店舗がある。かつて僕が務めた東京新聞中日新聞東京中日スポーツ)の跡地(品川)に昨年建てられた中日新聞経営のオフィスビル内にも会長の店が高い競争率から選ばれてテナントとして入っているのも奇縁といえば奇縁である。
僕が明大4年の時に受けた入社試験は中日新聞一社だけ。もし、不採用だったらK会長が下北沢でオープンした1号店(ぴあ&ぴあ)で皿洗いからはじめる約束だった。結局、新聞社に行くことになった僕だが、35歳の時、記者を辞め、老後の楽しみにとっておいた骨董屋を始めた。その店(ビリケン、下北レトロコレクション)はK会長の1号店から目と鼻の先だった。
そのころ、K会長の店舗は数十店に増えており、K会長が時々、下北に来る際には、何度か僕の店にも立ち寄ってくれた。いつもの口癖は「おまえ、こんなガラクタ本当に売れるの?」だった。そして、彼は何ひとつ買っていかなかった。
まあ、そんな付き合いがあるからこそ、言いたいことが言える。で、僕は聞いた。「どうやったら売れますか?店が繁盛するのですか?」
K会長は言った。「やる気と気合だよ」
「やっぱりそうですか」と僕は答えたが、その真意は会長は、やっぱりそう言いましたね、という意味だ。何故ならそれが彼の口癖であり、それは今までに何度も彼から聞かされたセリフだからだ。
「やる気」と「気合い」。シンプルなだけに奥が深い。いや、奥が深いようで、実は単純。いずれにせよ、僕が求めた答えはそこではない。しかし、どんな小手先の技術や思考を巡らせても「やる気」と「気合い」に勝るものはなく、逆に「引き際」も肝心だと言われた。(つづく)