少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

617  上海日和11

僕は今朝、東京ドームの人工芝の上にいた。スマップの5人組みと野球をしていた。ただし、ボールは緑色の半透明のゴムマリだった。打ってもせいぜい内野にしか飛ばない。そこにデ―ブ大久保が来て、ボールを硬球に変えようと提案する。そうすればスタンドインできるからだという。でも、硬球が観客に当たったら怪我するし・・・と誰かが言うので一同、レフトスタンドを見ると、観客はパラパラとしかいない。
そこで、守備についていた女子アイドル歌手たちをグランドから引き上げさせ、デ―ブ大久保が打席に立った。中居くんがボールをトスしてデ―ブが打つが、打球はスタンドまで届かず、よくてフェンス直撃。いつの間にか、僕が打席に立つが、やはりスタンドインはならず、ファウルフライが目立つ。あまり自分ばかり打っていては申し訳けないと思い、中居くんに「打ってみる?」とバットを渡す。
キムタク、シンゴはつまらなそうに寝ころんでいた。ゴロウちゃんに至ってはどこに居るのだか姿も見えない。
いつの間にか、僕は外野で球拾いをしていた。どういうわけだか、僕のイデタチが上半身はタキシードだが、下半身はすっぽんぽんでおまけに黒の皮靴まで履いている。実にカッコ悪いし動きにくい。
それでも次々に飛んでくる外野ゴロを華麗な守備でさばいていた。これはもう間に合わないという打球も手を伸ばすとちゃんと届く。俺、こんなに野球上手かったっけと錯覚する。しかし、何故だかボールは硬球から最初の緑色の半透明のゴムマリに変わっていた。さらにグラウンドも極端に狭くなっていた。
僕はむき出しの下半身をなるべく隠すようにして、打球を追い掛けていた。すると中居くんが血相を変えて「安藤さん大変です、あれ、あれ、あれ」と叫び、グラウンドでもんどり返っている草磲剛くんを指さしました。僕が駆け寄ると、剛くんは白目を剥き、もう呼吸をしていませんでした。どういうわけだか彼は緑色の半透明のゴムマリを口に入れ喉に詰まらせ呼吸困難に陥ったみたいです。
「すぐに医者を呼べ」と叫ぶと同時に僕は剛くんをお姫さまダッコで、レフトの位置から3塁側の通路へと運んだ。さすがにアイドルは軽い。僕の下半身は丸出しのままだが、そんなことはかまってられない。とにかくこの国民的アイドルの哀れな姿をファンの前から隠さないと・・・という思いで必死だった。
思い起こせば剛くんは、酔っぱらって深夜の公園のベンチに畳んだ服を置き、全裸で正座してベンチに向かって「ただいま」と挨拶した礼儀正しい男。どうしても他人とは思えない。立派な同志ではないか。そんな彼のピンチを誰が見捨てようか。
彼をコンクリの通路に横にした僕は「早く医者を呼べ医者を、命に関わる問題だぞ」と大声で叫ぶのだが、スタッフは平然とした顔で覗きこむばかり。「ええい、ままよ」と叫びながら、僕はまず剛くんの口の中から、よだれだらけの緑色の半透明のゴムマリを取り出す。続いて喉に引っかかったやつも出した。しかし、まだ奥に詰まっている。僕は剛くんの食道に手を入れ、ゴムマリをつまんでは引っ張りだした。「なんだ、意外と簡単につかめるもんだな」などと思いながら出すこと6〜7個。最後の1個はすでに胃に到達していた。「なんでこんなもん飲んだんだ」とひとりごとを言いつつ、全部取り出したが、それを覗きこんで見ていたのは中居くんひとりだけだった。
まだ白目を剥いたままだが、なんとか剛くんは息を吹き返した。僕の腕には剛くんのゲロが少しついていたが、助かって良かった。本当に危ないところだった。(終わり)