そら、元ラガーマンですから、サッカーはいかがなもんかな、と今でもあまり好きになれません。特に女の球技というのもイマイチ真剣に見れない僕ですが、今朝は一部始終を見ました。
スエーデン戦の２発で一躍時の人となった川澄奈穂美嬢ですが、僕はもっと前から目をつけていましたよ、ちゃんと。と言ってもバラエティ番組でチーム宮迫となでしこJAPANがサッカー対決をやった時に知っただけなんですがね。でも、その時の動きを見て、この娘はやるな、と直感したわけですわ。
それにしてもW杯決勝戦、前半を見る限り30-0くらいでコテンパンにやられていたくらいの雰囲気なのに、まさかね、久々のアッパレでしょう。この試合に関してのMVPは終了間際に一発退場になった岩清水梓選手とキーパーの海堀あゆみ選手でしょうね。あと不可解なのはPK戦で、アメリカのキーパーは前のプレーで左ひざを痛めていましたよね。あれではひざに力が入らず左へは飛べないはず。その証拠に彼女はすべて右へ飛んでいたのに、どうしてなでしこは彼女が飛べない（キーパーの）左へ蹴らず、右ばかりへ蹴りこんでいたのでしょうか？誰も解説してないね。勝ったからまあいいとしようか。
それにしても第二次世界大戦のあの屈辱を、少しでも晴らしてくれたような気がして素直にうれしいね。WBCはアメリカの選手がここまで本気でなかったから、より嬉しいね。
選手の報奨金がひとり150万円とか200万円とか言ってるみたいだけど、ひとり１億円くらいあげてもいいんじゃないか？ええ菅くん。
ちょうど、同時刻、裏でNHKがコパアメリカの準決勝、パラグアイVSブラジル戦をやっていたけど、あれは何か意図があるのか？
屈強な男どもが激しくぶつかり合う裏番組で、寸足らず（失礼）の足でわずかにボールに届かないなでしこたちがちょこまかとトカゲのように動きまわる。なんだかグラウンドが広く見えすぎて、パスもすぐにカットされてしまう。米軍はあれだけの体格があるのに、体力もスピードもほとんど落ちない。実力から言えば、まだ米軍の方が上だろう。それでも勝つとは、本当に神がかりだ。
川澄選手のお父さんが言っていた。「娘がサッカーの練習で嫌な顔をしたところを見たことがない」と。
僕の話をしよう。野球とラグビーをかなり真剣にやっていた。あまりにもきつくて、練習が始まる前から早く終わらないかとばかり思っていた。やっぱ、あの人たちには１億くらい出してあげよう。
最後にひとこと。あまり報道されていないが、試合前、監督が選手たちに東北大地震と津波の映像を見せたそうだ。技術や体力体格を超えた何かが、必ずそういうところにあるはずだ。
もう一度言うが、僕はサッカーが好きではない。しかし、それとこれとは別物だ。川澄奈穂美は確かに可愛いし、なでしこJAPANは確かに勝った。ドイツ軍と共にアメリカ軍を撃破した。本当に嬉しかった。
