少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

721 なでしこの悲劇

今、彼女たちが欲しいのは、表彰状という紙切れとか、いずれは埃をかぶる自治体発行のメダルではない。ましてや、時間の無駄としか思えないマスコミによる共同記者会見でもない。
300万円のアウディと報奨金は気が利いているが、今、彼女たちが本当に欲しいのは、睡眠時間と身体をケアするマッサージ等の時間だ。
いくら明るい話題がないからって、やりすぎだろう。見ていて可哀想になる。これだけみんなで足を引っ張っておいて、万が一、五輪出場を果たせなかったら、どうなるのか。スポーツだから、何が起こるかわからない。五輪出場は確約切符ではないのに、地方自治体だか何だか知らないが、気の利かない、ジジイどもが親切の押し売り、自己満足の投げ売りで、本当は彼女たちを潰しているのに気がついていない。
それなのに、画面では嫌な顔しとつしないで対応するなでしこのみなさんは本当に偉いと思う。むしろW杯優勝より価値があるんじゃないかと、僕なんかそう思ってしまいます。
それに引き換え、あの文科省だか厚労省だかの、木端役人はなんなんだ。昨17日のことだが、福島から来たちびっこ陳情団に対する、あの質疑応答の無能ぶり。あれが高級官僚のタマゴ連中だというのだから、誰がどう、どっから見ても日本の将来は「無い」と断言しよう。悲しみとか怒りを超えて唖然呆然とするしかないでしょう。
オブザーバーの山本太郎さんの発言もテレビ局は意図的に放映しないし、政府や東電の対応を批判しながら、結局は大スポンサーである東電に気を使う姿が見え見えだ。
テレ朝の「怒れるリポーター玉川徹」もあのバカヅラ役人を「心ない人間」とスパモニで言っていたが、本当にその通りだと思う。
福島の12歳の少女も「もう少し、ちゃんと答えてくれる人、決定権のある人に対応してもらいたかった」と発言したが、本当にその通りだ。
例えば菅直人自己満足総理大臣よ、なでしこJAPANの国民栄誉賞の表彰式に行く時間があるなら、子供たちの陳情を聞くべきじゃないのか?
なでしこの表彰式をキャンセルしても国民は誰も怒らない誰も困らない、澤穂希選手以下、なでしこメンバーも絶対に文句を言わない。優先順位がまったく逆、流石、KY総理の真骨頂。選手に手紙書く暇があるなら、福島の子供の質問に答えろ!これがまっとうな人間のやるべきこと。人の道を外す人間を外道と呼ぶ。名古屋にもパーフェクト目前の投手を降板させた外道がいるが、日本2大外道として文科省は教科書に載せるべきだ、と声高に言っておこう。