少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

756 日立の驕り2

男は確かに汗かきではある。そして、確かに携帯をポケットに入れる。
しかも、季節は夏、確かに蒸し暑い。しかし、だからといってポケットの中の携帯が男の体温で蒸れて水没するのか?
その発想は斬新で驚愕に値した。最初は、この臨戦状態に飛ばした店長の冗談かと思った。
男  「おい、今の話、聞いて、ますます腹が立ったんだけど、あんた、ポケットで蒸れて携帯が水没なんて、そんなことあるわけねえだろ。ええころ(いい加減=三河弁)抜かすなよ、この野郎が」
店長 「いえ、お客様、ごく稀にですが、そういう事例が実際にございます」
男  「にわかに信じられない話だが、まあいい。じゃあ仮にだ、ポケットの蒸れで水没するような電話なら、それはそれで問題あるんじゃないのか?」
店長 「はあ、確かにその通りでございます」
男  「で、どうしてくれるの、この電話」
店長 「もし、修理ということでしたら、お客様のご負担になります」
男  「本当に110番してやろうか?消費者センターにも通報してやる」
店長 「で、今回は明確な原因もわからないし、修理も不能ということですので、こちらで新しいものと交換させていただこうと思いますが、それでご納得していただけますでしょうか?」
男  「新しいものと交換は当たり前の行為だが、原因がわからないという点は納得がいかん。完全に不良品なんだよ。それが原因だ」
店長 「と、申されましても、メーカーに確認しましたが、お客様がマニュアルにない使われかたをした可能性も否定できない、とのことでした」
男  「おいおいちょっと待ってくれよ、店長さん。マニュアルにない使われ方・・・ってどういう意味。たとえば俺がプールで泳ぎながら電話したとか、水中から電話をかけたとか、そういう意味?」
店長 「いや、そこまで申しておりませんが、つまり、通常の状態ではない使われ方をしたのではないかと・・・」
男  「あの〜一発でいい、思い切り殴らせていただいてもいいですか?」
店長 「あっ、いえ、それはちょっと困ります」
(さらにつづく)