少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

787 頑張れ清武前代表

やっぱりナベツネの権力の前にマスコミが怖気づいたか・・・と思われるここ数日の報道。
11/27(日)のニューステサンデー(テレビ朝日)では清武英利前代表が生出演してナベツネの暴挙を暴露したのに対し、翌28(月)、同じテレビ朝日の「モーニングバード」では、50年来の親友という評論家の三宅何某が出て「彼はああみえても、車椅子の奥さんを施設にも入れず、介護して、毎朝、出がけに抱擁してキスをしている」などと、ナベツネの善人度を高めようとしたのか、個人的な浪花節を放映して事件の本質をぼかそうとしている。
さらには大沢弁護士まで呼んで、裁判はどっちが有利かなどと、大衆意識をナベツネ有利に誘導しているのが見え見えだ。
裁判に関してはやってみなければ、わからないので、専門家の意見は必要だが、先出した三宅氏など「清武は戦争を知らないので喧嘩のやり方を知らない。最初にドーンとぶつけておかないと。後から、これ以上のものなんか出てくるわけがない・・・」と力説したが、三宅氏とあろう論客が、何をわけのわからん、時代錯誤な愚論を・・・と感じた。
僕の推理では、これはあくまでナベツネと託生(たくしょう)した意図的な発言で、清武氏の隠し玉を探る幼稚な工作と見た。
清武氏がコンプライアンス云々とかコーチ人事云々とか江川助監督云々とかくらいで、謀反するほど浅墓でないことくらい誰でもわかるだろう。先のニューステサンデーで清武氏は「うちの弁護士は(ナベツネが)初めて負けるでしょうと言っています」と戦わずして勝利宣言をしている。ナベツネサイドにとっては、これ以上ない恐怖の発言だ。
清武氏は報道正義に則って、このような行動を起こしたわけだが、裁判で正義が必ず勝つとは言い切れない。逆に言えば、ナベツネが「わしは最高の弁護士を10人も連れている」と強がるのは、清武隠し玉に対する恐怖の裏返しともいえる。
さらに、裏番組の「とくダネ」(フジ)でもサンスポの女性記者のインタビューでは「意外ですが、渡辺会長はコンビニでお弁当を買ったりするんです」などという、これまた個人的などーでもいいエピソードを放映して、核心をぼかそうと躍起になっている。己の経験から言うと、サンスポの女性記者も長時間インタビューされ、どうでもいい部分を使われた感で、記者に悪意はないと思うが、放送局がナベツネ擁護に傾き出した意図が手にとるように理解できる。
司会者の小倉さんなど「もっと大きな隠し玉が清武前代表から出てくると思いましたが、出てこなかったので、はっきり言って、もうこの問題には興味がなくなりました」と終結宣言までした。なにを、とんちきな・・・。プロ野球フリークな小倉さんともあろうお方が・・・。
すべて放送局の意図、ここにもナベツネとの託生を感じたのは、僕だけではあるまい。
改めて三宅氏の発言に戻るが「彼(ナベツネ)は本当は根がやさしい人間だが、自分に刃向う者は徹底的に排除する」と、恫喝して、締めくくった。番組内で紹介された朝日新聞の一面インタビューでも、記者の「読売新聞の紙面は渡辺氏の意に反したものは掲載されないのか」という質問に対しナベツネは「まあ、そういうことだな」と答えている。
これに対しては異論があると思うが、僕は基本的に読売新聞の内容には賛同できるので、紙面自体に問題は特にないが、その姿勢は「公共の報道機関を私物化」という意味では問題があると思うが、どうだろう。
いずれにせよ、清武氏がさらに大きなネタをつかんでいることは、マスコミ各社が知らないわけがない。あとは大マスコミがナベツネと闘う覚悟があるかないかだけだが、11/28を境に、何等かの裏取引があったはずだ。
いずれにせよ、今後は清武氏は身辺も含め、厳重に警戒する必要がありそうだ。ぜひ、がんばって欲しい。