刻一刻と大晦日が足音を強めてくる。一日がやけに早い。
住み慣れた部屋を仮面ライダーたちに明け渡すために荷物を移動したり、捨てたりする。年が明けると僕のねぐらは物置部屋に移動となるが、眠れればいいので気にならない。もうしばらく着ていない十数着のスーツは捨てられず、また違う場所に吊るされる。
金正日死去のニュースを速報で知る。これから提携する中国の医療機関と金正日の治療は無縁ではなく、間接的に当方のビジネスとも繋がりがある。影響が出るかどうかは、まだわからない。つい先日も、そのことで、韓国の関係者と打ち合わせしたばかり・・・。
銀行で振込み終え、笹塚で発見した380円のバクテキランチを食す。薄い牛肉の鉄板焼きで美味だが、ライスがべちょべちょのアカン警察。どうして安いランチはライスが不味いのだろうか？「それは量をたくさんに見せるために多めの水で炊くからです。そうすれば、水分をたっぷり含んだ水ぶくれライスができるのです」と事情通。な〜るほど、店側も考えたな、おかゆだかライスだか判別つかないシャリは異常に不味いぞ。なら、いっそのこと粥にして出してくれればいいのになあ。
カラオケに行きたい気持ちを抑え、帰宅して片づけの続き。暗くなるまで頑張る、そして疲れ果てる、暗くなったので寝る。
愛すべきズーズー弁社長が上京。「アンドさ、おで、いま、笹塚にいっぺからして〜、アンドさ、出てくっぺかや〜」と電話。
またしてもロレックスの偽物を100万円でつかまされたお人よしの社長。時計のガラスが割れ、僕が調べた修理可能な下高井戸の時計屋まで汽車で行く。「夕飯ごちそうすっぺ〜」というので高級回転鮨「まぐろ人」へ。まぐろ３点盛り680円、うに525円と回転のくせにごっつい値段。二人で約7000円、くどいようだが回転のくせにだ。
「仙台のカッパ寿しなら2000円くらいだっぺや〜」と社長はブツブツ。今回の目的も、明日開催の浦和競馬。どうせまた200〜300万円くらいぶち込むつもりだから、もう少し使わせてあげればよかったと、いささか後悔。社長の馬（実は個人馬主）は第７レースで走るそうで「なら一口買います」と1000円出したら「それ1000円投げる（捨てる）ようなもんだっぺや〜」と社長。「自分の馬買わないの？」と尋ねると「買っても30万（円）が限界っぺやね〜」と弱気。まあ、成績を見るとたいしたことはないけど、年の瀬くらい夢を見ましょ。
社長は今夜も宿泊費を節約してサウナで雑魚寝。１円でも多く浮かせて馬に賭ける一貫した根性は素敵だが、誰が見てもすぐにわかる偽物に100万は、まずそっちを先になんとかせにゃあね。
家に戻るとスマップ×スマップでアキバ48やってたので、しばし見る。きょうの指原さん目立ってたよ。昨日は昨日で堂本兄弟で「渡り廊下走り隊」でずっとまゆゆが映りっ放しで超ラッキー。カメラのアングル、パンツ見えそうな角度でドキドキする。中二のころ、桜田淳子さんをテレビで見た時と同じ感覚が蘇ったぞ、と。
安城に送り返す、父母のアルバムを整理。旅好きの親父のアルバムは面白い。宿泊した旅館の領収書から国鉄の汽車の切符とか、自作のイラストやエッセイまでファイルしてある。
二人ともいろんなところに行ってるなあ・・・。海外国内を含め、僕なんか足元にも及ばないくらい、各地を巡っている。正直、羨ましい。
笹塚駅前のライフで最後の一個となったわっぱめし399円を半額で買う、これが私の明日の朝食なのだ。
