少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

830 青山通りのクリスマス

地下鉄銀座線・外苑前駅へ向かう人々の波も、元祖札幌やの味噌ラーメン500円をすすり終わるころにはまばらになる。腹を七分目に満たし、焼き鳥「yoshi」に行くが、やはり満席でこの日も入れない。もう秩父宮で学生ラグビーはないので、来るのは一年後か・・・。少し寂しいな。帰りは青山通りを表参道まで歩いて帰ろうか・・・。
青山通り沿いの都営住宅(と言ってもマンション風)に親戚の叔父さんが住んでいる。小学生のころ、毎年、夏休みになると、安城から新幹線に乗り、遊びに来てた。まだ産経アトムズの時代、ひとりで土のグランド、芝のスタンドの神宮球場に行ったもんだ。黒人選手のロバーツが活躍してたころだ。6階の叔父さんの部屋の窓から神宮のカクテルライトが見えた。美しい夏の記憶だった。
まだフォーリーブスくらいしか有名でなかったころのジャニーズも同じ建物の中にあった。屋上で事務所の人が、大量のファンレターを処分しているところを目撃した。大学受験で来た時はエレベータの中でデビュー直前の薬師丸ひろ子ちゃんと一緒になった。めちゃくちゃ可愛かった。彼女は家族で8階に住んでいた。
中学生の時、初めてトレーナーを買った青山通りキラー通りの角にあったVANショップはずっとずっと前に無くなった。よしだたくろうさんの歌に出てくる「ペニーレイン」の前はよく通るけど、中に入ったことはない。ハーゲン・ダッツ日本一号店はビルごと壊されて今はもう無い。新しいビルを建設する計画だ。
夕暮れの青山通りは美しい。エイベックスの本社・・・ってここにあったのか。ずいぶん羽振りの良さそうで巨大ツリーがキラキラピカピカ。マンハッタンのロックフェラーセンターといい勝負だぜ。
ビルとビルの間にポカンとあいた空間からイルミネートな東京タワーと六本木ヒルズとミッドタウンのスリーショットが・・・。思わず携帯で写してしまったけど、ブログにアップできる技術と知識がないので、久々のギター侍登場で「ん〜残念」。
たまには反対車線を歩いてみようと思い立つと、いきなり新たな発見。
なんと銭湯を発見したぞ。湯冷めのリスクも懸念したが、昨夜の五十嵐隊長を思い出して入る。ん〜ややぬるめで気持ちがいいぞ。石鹸もシャンプーもタオルもない。サバイバーはハンカチひとつあれば十分なのだ。こんなところでタオルなど買うわけにはいかんて。
入浴料450円、ドライヤー20円、入浴後のマッサージマシーン10分200円、カゴメ野菜ジュース120円の出費は自分へのクリスマスプレゼント。(清水湯は表参道と青山通りの交差点を六本木側の歩道を外苑に向かい3本目の路地を右折したすぐ右側。マンションの一階できれいなオネエさんが、いらっしゃいませ、してくれます)。
そりゃあ、笹塚に比べたらおしゃれさんも、アベックさんも多いけど、この日も大丈夫、僕の琴線に触れる「この野郎さん」とは遭遇せず。みなさんお幸せに・・・と余裕をかます
「ゆうべ、何してたの?」とラグビー観戦中に昔の彼女から不意のメール。「笹塚駅のベンチで食パン」と返すと「なんだ、じゃあ電話すれば良かった。私もひとりで日高屋のラーメンだったわ・・・」と。
だから言ったでしょ桑田さんが「会えない運命(さだめ)のHoly night・・・」(クリスマス・ラブ・・という歌の中で)だと。
地下鉄千代田線に乗り、代々木上原まで。改装工事も終わり、新しくできたコージーコーナーで売り子が「クリスマスケーキ、ケーキ」と叫んでいる。昨日、クッキー食べて泣かせちゃったから、機嫌とらなくっちゃ、と1個400円のクリスマスいちごショートケーキを3個買う。で、家に着いたら、自分たちで作った、同じようなケーキをちょうど食べている真っ最中だった。当然だが、僕の分などあるわきゃない。
「あの、あした食べてね」と小さな声で言い、冷蔵庫に仕舞う。
仮面ライダー2号だけが「うん」と答える。
残り2分のところで逆転負けした同志社の人たち、今夜は悔しくて眠れんだろうな・・・などとふと思ってみたりする。