少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

969 上海骨董散歩1

上海に到着した翌日2/23のこと。イリノイ州立大学時代に知り合った、親友であり、かつての上司であった中国人医師Dr・JSと食事をするまでの一時間、僕はA店長とN料理長の案内で上海の骨董街を歩いた。骨董街といっても観光用なので、プロはここでは仕入れはしない。ただ、単純に楽しめる。
Dr・JSには、それこそいろんなところに連れて行ってもらった。1990年代初頭の北京。ふたりで回った北京の骨董街を思い出す。いま、実はいろいろあって少し疎遠になってしまったが、いずれ時期がきたら書きたいと思う。何年かぶりの食事会を楽しみに待つ、少し前の趣味の時間。

ああ、おもろいものがたくさんあるなあ・・・。下北レトロコレクション(僕が経営していたアンチークショップ)があれば、あれも、これも売れるだろうに・・・とは過去の話。今、日本の骨董業界は瀕死状態。イベントに出ても、経費倒れ、ツーペイ(行って来い)なら商品が無くなるだけで、出店しないほうがマシという状況。インターネットの影響をモロに受けた業種だが、そのネット販売もそろそろ・・・という状態。

せめて写真で楽しんでください・・・と「少数派日記」も写真に逃げる始末。
「白雪姫と七人の小人」のよくできたパチものの古いブリキ缶を見つけた。値段は150元(2000円)。10年前なら12000で即買い手がついたけど、今は苦しいだろうな。「50元なら買うぞ」と言うと「ふざけんな」と言われた。おっさん価値がわかっとったのか。

どうしてそんなに古いものが好きなのか、って?
よく見てください。古いものには人形ひとつにしろ、家具にしろ、本当に匠の智恵と技がほとばしっています。ベルトコンベアーで生産されるホイチョイなんて・・・。差別したくないけど、あるものを大切にすればゴミも減る。そろそろホイチョイの使い捨て人生をやめにしませんか。
(つづく)