少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

970 上海骨董散歩2

古いものを見て懐かしいと思う気持ち。
それはかつて、自分が愛用したことがあるからです。
では、自分が生まれる以前に造られたもの。たとえば明治時代や江戸時代、あるいはもっと遡って博物館で見る古代エジプト時代のもの。
使った記憶も生きたこともない時代のものに郷愁を感じることはありませんか?
もし、感じるとしたら、それは前世で使ったことがある、あるいは見たことがある・・・からです。
もし、感じないとしたら、それは記憶の箪笥の奥に仕舞い忘れているだけのことです。
デジャブは場所だけではありません。モノにもあるのです。
下の店は、下北レトロコレクション・・・というよりは、代々木上原「掘り出し倉庫」といった感じ。かつて、こんな感じの店を24時間営業でやっていました。

下の店内も、本当に「掘り出し倉庫」の雰囲気です。古尾谷雅人さんのVシネマの撮影をしたのですが、結局、担当者が作品を送ってこなかったので、どの作品だかわかりませんが、こんど、ネットで調べてみようかと思います。

キャンディーキャンディーのパチも見つけたぞ〜。この汚さがいいんです。わからんだろ〜な、トヨジには。こいつもひとむかし前なら、あの人が買ってくれただろうな〜なんて思いながら、写真撮影のみ。

本当は利益なんか度外視して、誰も持っていないようなもの見つけて、仕入れて、重たい思いして運んで、欲しい人に売って、ものすごく喜んでもらって・・・、それで食っていけたら、最高なんだけどなあ・・・。
つまりトヨジやマサルやシマちゃんと同じ穴のムジナというわけ。
魚屋で買ったほうが結果的にはるかに安くつくのに、高価な釣竿や高質の釣糸や針買って、高速代、ガソリン代、宿泊代、舟代、酒代、そしてかあちゃんへの土産代など、バカ高くつく経費を出して、釣れるかどうかわからんマグロを釣りに行く。海が時化りゃ、岸で虚しく、タコの一匹釣れりゃあええが、下手すりゃハゼしか釣れない厳しさ乗り越え、それでも繰り出す男同士の釣りの旅。色気がないのはこっちも同じ、されど気持ちはちと違う。男相手に酒など無用、柔肌求めて、灯りの街へ。船が転覆すりゃあ命がけ、海に落ちたトヨジがジョーズに喰われ、喰ったサメが山一さん(小田原のカマボコ屋さん)で加工され、最後はオレがわさび醤油でいただくという必然の食物連鎖。これが輪廻転生?。ほとんど雲子になっちゃうけど、トヨジの魂の一部は俺の中で生き続けるから、安心して海に落ちていいんだよ。
その分、釣りキチさんの方が真剣かも。ただトヨジとマサルの釣り旅は前夜に飲み過ぎて、翌朝、船に乗るのも辛いとか・・・。