少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1017 原発と格安バス5

さて、スパイスを散りばめすぎて、元の味がわからなくなったというご意見もありますが、なんとなく話題の輪郭が見えてきましたね。
東電をはじめとする各電力会社の言い分。
原発の再稼働→安定供給→節電も値上げもいらない、かつ、絶対安全。
原発停止→安定供給不可→節電、値上げ必至。
どう思いますか?どこが嘘でどこが真実なのか、あらためて説明するまでもないでしょう。
原発を再稼働させれば、安定供給は保障されるでしょうが、安全が保障されるわけではありません。
逆に、廃止にしたところで、料金値上げの正当性もありません。
何が言いたいか?
「安全を金で買う」という言葉があります。否定はしません、その通りだと思います。たとえば軽乗用車とベンツ。事故に遭遇したとき、ベンツの方がはるかに安全でしょう。
では、原発と格安バスはどうか?
原発稼働→電気料据え置き→安全とはいえない(危険)。
格安バス→企業努力&複数の法規違反→今回の事故は残念だったが、それだけで「危険」と決めつけていいのかな?、日本全国で深夜運行の格安バスの本数と事故数を割り出さなければ、それが本当に、危険度(確率)と符合するのか証明されなけでば、マスコミは単なる営業妨害になるのではないかな。格安バス会社が悪い、運転手の自己管理が悪いというのは、今回のケースには当てはまるが、それでは、日々、深夜運行している運転手さんや、企業努力しているバス会社が浮かばれない。
も一度書くが、「需要」があるから「供給」がある。ただそれだけのこと。
「格安バス」を利用する人は人口からいえば、ごくごく少数派だと思う。電気は絶対的に多数派だ。「格安バス」を利用するかどうかは選択の自由があるが電気はそれが出来ない。
事故の再発を防止することは急務だが、だからといって、安易に規制を強化すればいいというもんじゃない。この2行が言いたいがために、長々と書いてしまいました。最後までお付き合いしていただいた方、ありがとうございました。(了)