少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1069 水の影

縁(えにし)というものを深く感じる。
明日5/9は、大切な人が旅立った、その日。
きょう、5/8、午後4時ちょうど、僕の加入していた保険が満期解約となった。20年間、毎月払い続けてきた。まだ四谷の一軒屋(借家)で暮らしていたころ、当時では珍しくなかった飛び込み訪問での契約。
金額も安かったので、加入した。ムシの居所も良かったのかも知れない。結果としてずいぶんとお世話になった。入っていて良かった。担当の女性販売員の方から、昨日、お礼のクッキーをいただいたが、こちらがお礼したいくらいだった。思いもよらなかった満期返戻金まで入ってきた。
かなりまとまった額だった。天国の彼女からの贈り物だと思っている。
2日前から、電池が切れそうだった僕のハンティングワールドの腕時計の電池が切れていた。ちょうど午後4時で止まっていた。昨日、伊勢丹の時計屋で電池交換を依頼したら特殊な工具がないとできない、お預かりで2週間と言われたのでやめた。自動巻きの別のハンティングワールドをはめて行こう。
僕の知らない時、あの子は三宿自衛隊HOSPに居た。彼女が出たあと、建物は新しくなった。僕はそこで救われた。彼女がいた病室はもう無いが、空間は残っている。
自衛隊を出た彼女は、自家用車で故郷に移動した。揺らさないように、ゆっくと。彼女がどのルートで実家に戻ったのか僕は知らない。だが、今夜、おそらく同じルートを辿るだろう。あの子の気持ちには近づけないことはわかっている。
ユーミンで「水の影」。「飛び込めぬ弱さ責めつつ けれど 傷つくこころを持ちつづけたい」

行けば苦しくなるのかな。
涙は枯れても哀しみは消えない。されど、輪廻は転生する。
おそらく、またあの病院へ行く。
あの子の部屋はどこだろう。
最後にあの子の瞳に映った風景は?色は?
最後のひと呼吸、吸った空気と匂い。
「経(ふ)る時」のように、なれたらいいのにな。

今はもうない千鳥ヶ淵のフェヤーモントホテルのティールーム、「ブラスリー・ドウ・ラ・ヴェルデュール」から。