少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1070 会いたい

本当に嘘みたいだ。嘘であって欲しい。
渋谷マークシティ22:30発、山形県・鶴岡・坂田行、「夕陽号」シート4A。隣りに座した女性が一瞬、彼女に見えた。
この日、僕は、JTB海外旅行保険付きクレジットカード、東急JALpasumoカード2枚を作った。もっともっとアクティブに動くためだ。
YURIとの約束、僕は半分も果たせなかった。
拓郎さんだって「約束だから散歩もした」のに。
ロンドンで一年のダンス留学。テムズで一緒に撮った写真はお母さんには見せられないな。
就職したNTTの英語での全国電話受け応えコンテスト。見に行けなくてごめんね。でも、優勝おめでとう。本当に頑張ったよね。
バスはどんどん進む、眠れないよ。
カーテンは閉められ外が見えない。明け方4時。1センチだけカーテンを開け、右目だけで外の景色を見る。空が少しだけ白い。でもまだ山山山。
はじまりは新宿要町。四谷の借家。吉祥寺、井之頭公園。
YURIのマンションから見えた僕の産まれた病院。僕の家からわずか100メートルにあるYURIのパパが慶応の学生時代の4年間を過ごした家。
狭い日本だけど広い日本。ピンポイントでどうして?
「みなさま、おはようございます。ただいま庄内にはいりました」
午前5時20分。運転手兼車掌さんの男性が控えめにアナウンスを流す。
僕はカーテンを開ける。広がる緑の庄内平野に、もうトンビたちが飛び回り朝ごはんを探している。バスで来るのははじめての村。
愛知県とはまた違うのどかな世界。涙をこらえる。
どうして俺ひとりなんだろう・・・。