少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1089 相倉合掌造り五箇山

mikuちゃん日記(http://d.hatena.ne.jp/mikutyan/)に掲載された越中五箇山の相倉合掌造りの集落を訪ねてみたくなりました。
恥ずかしながら、小生、合掌造りは岐阜県白川郷しか知りませんでした。五箇山富山県にあります。詳しいことはmikuちゃん日記に書かれています。
で、広辞苑を引いたところ面白いことがわかりました。
白川郷岐阜県北西部、大野郡の庄川上流域にある山村。
五箇山富山県南西部、庄川上流にある山村地区。庄川本流・支流の5つの谷から成る。
無知でした(赤面)。白川郷=岐阜、これが僕の地理的理解でした。愛知には小学一年から高三までの12年間居ましたので、岐阜=岐阜市だとばかり想像していたので、白川郷は、てっきり太平洋側にあるとばかり思っていたのですが、もうほとんど富山県の県境にあり、五箇山とは、隣の集落だったのですね。さらっと書くつもりが、ネット、辞書、百科事典、地図と調べて、早一時間が過ぎてしまいました。
中国だ、アメリカだ、などと世界派を気取ってみたものの、こんな身近なことも知らないから、よく足元を見なさいなどと、人からドヤされるわけです。今朝もNYから国際電話が入り、次のスケジュールを考えていたのですが、かなり間抜けですね、この僕は。
そんなわけで、五箇山に行きたいと思います。ひとりではとても寂しいので、トヨジくん(民謡好きのキミのはピッタシの場所だ)、ボボさん(山男のキミには聖地だ)、マサルくん(コンビニで100円の鬼ころしではなく、美味い日本酒を酌み交わそう)コクネモーターズくん(そろそろ元気を出すっぺか)、ミキフルくん(キミがスポンサーだ、少しは融資しろ支店長)、ウフフさん(息子さん、確か石川か富山の北陸の学校だったよね、これも何かの縁、いっしょに行きましょう)、というわけで「来る者は拒まず、去る者は追う」というのが僕の基本姿勢。美味い日本酒は僕が鶴岡から取り寄せるが、岐阜と富山と石川の地酒も飲もうぜよ。トヨジ、安城の神杉も持参してきてくれ。囲炉裏を囲んで諸行の無情を語り明かそう。mikuちゃんにも会えるかもよ。
そんなわけで、すでにネットで宿も調べました。
・勇助・長ヨ門・庄七・三五郎・与茂四郎・五ヨ門・なかや・矢次(やじ)と八軒。だいたい一泊2食で一万円くらいだ。屋号だけでもおもろいなあ・・・。
夏はトヨジ2号のペンションでバーベキューパーティーの企画があるから、冬に行こう。しんしんと降り続く豪雪の中で日本酒をやるんだ。そして、酔った何人かが、幻覚を見て、ひとり、ふたりと部屋からでて姿を消す。
その中のひとり、登山家のボボは、用を足しに軽装で外に出たまま、かつて「八甲田山 死の彷徨」(新田次郎著)で遭難した時のように、道に迷い遭難してしまう。生死を彷徨い、うわごとのように高田渡の「ブラザー軒」を口ずさむ。意識が失せる寸前、暗闇の中から、光が差し、小さな手が伸びてくる。冷凍人間のように冷たくなったボボの身体を全裸になったマサルが自身の体温で温めている。「ふんぎゃ〜ふんぎゃ〜」と言うけたたましい赤子の泣き声が響く。それは旅籠の娘の赤ん坊の声だった。
しかし、その鳴き声に反応したボボがゆっくりと目を開ける。
「ここは何処、わたしは誰?・・・」
同じ時刻、ボボの携帯電話にメールが来る。「ボボ6号が誕生しました」。
ところが、娘の赤ん坊がばぶばぶしながら、まだ冷たいボボに寄り添い「ぱぱ〜」と言う。
そう、娘の旦那は去年の今頃、用を足すために外へ出たまま行方不明となってしまったのだ。用はトイレで足すのが常識だが、幻覚がいざなうのだから仕方ない。娘が涙を流す。旅籠の親父は唇を噛む。トヨジが民謡を唄い、ウフフさんが、オレにもたれかかる。「いま、ちょっと取り込んどるもんで〜すいませんけど〜」といつものようにコクネモーターズが低姿勢でボボの携帯にかかってきた電話に受け応える。支店長はいびきをかいて寝ている、疲れている。全裸のマサルはあぐらを組んだまま神杉をあおっている・・・。

 数年後、同じメンバーで五箇山の旅籠を訪ねる。
「あら、よくいらっしゃいました・・・」
あの時の娘が元気に出てきた。
「主人、いま、呼んできますわ〜」
「あなた〜」と娘が嬉しそうに裏口へ走る。
記憶喪失となり、旅籠の婿となったボボが大好きな唄を口ずさみながら、黙々とマキを割っていた。
「カ〜ラ〜ス〜 なぜ泣く〜の〜 カラスはヤ〜マ〜に〜 か〜わいい な〜な〜つの 子があるもん〜ね〜」
この秋、ボボ7号が誕生するという・・・。
(アンドサ・クリスチィ著「そしてボボがいなくなった」より)