少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1218 のさり2

前回の「のさり」・・・「まりんかの日記」からの転載です。
以下、全文。
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「のさり・・・のこと2」

本日付の熊本日日新聞に作家石牟礼道子さんの随筆があり、その中に「のさり」という言葉をみつけました。
石牟礼さんは、天草生まれ。生後まもなく水俣へ移住なさっており、水俣を拠点として創作活動をつづけておられます。水俣病を世に知らしめた作品「苦海浄土」が有名。

以下記事抜粋

杉本進さんの娘栄子さんとは、その後たいそう仲良くなった。栄子さんによると進さんは、「のさり」という言葉を深い意味をもって使われていたようだ。
 のさりとは天からの授かりものという意味で、幸運だけでなく不運や不幸も含めてそういう。
しかし、進さんがのさりというとき、不幸を運命として甘受するという以上に、もっと積極的な意味があった。
奇病患者の家として差別された時も、栄子さんがたまりかねて、悲しみや怒りを洩らすと、「人を恨むな、人は変えられん。自分のほうが変わらんば」と教えられた。
水俣病は私ののさりだという。栄子さんの晩年の強烈な言葉は、そういう父君の日ごろの薫陶から生まれた。
水俣病の方が使われると、のさりは深く重く心にひびいてきます。http://d.hatena.ne.jp/caravan9336/20120714/1342275486

ーーーーーーーーーーー以上。

現在、地球上のあらゆる地域で起きている異常気象。これも「のさり」である。
水俣病・・・これも「のさり」だと文章は言っている。
では、原発の再稼働はどうだろうか?
福島で実証された、危険極まりない原発の再稼働。橋下大阪市長でさえも、再稼働を中止に出来なかった権力も、自然ではなく、あきらかに人間の手によるもの。一部の人間の「強欲」が、やがて日本を地球を滅ぼす。
人災とは事前に災害を防ぐことが可能な災害。
これも「のさり」とするのなら、「水俣」の教訓はまったく生かされていないに等しいと断じるほかない。
水俣病をはじめ、福島原発事故で身体心とも、ズタズタに傷つけられている大量の人々が、目の前で「もうやめてくれ」と叫んでいるのに、この国の多数の政治家と強欲電力会社は「もっと降りて来い」と不幸の「のさり」を天に要求する。
僕は栄子さんの父・杉本進さんのようには、まだまだ成れない。