少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1376 想い出づくり内閣

政治家を志した以上、目標たるは総理大臣。まあ、これはいい。ご自由に。で、総理がダメなら、次は大臣。専門知識なんてそんなのカンケーねえ、とりあえず「大臣様」の肩書きさえもらえれば、何でもいい。これで故郷に錦、オラが村に銅像が建つべや、やったぜ父さん母さん親戚一同よ。文学部だろうが法学部だろうが商学部だろうが、早稲田慶応にすべり込めればそれでいい・・という受験生と同じ心境。
自民党時代も含め、組閣を見れば、どなたでもおわかりの通り、野田どじょうが言う「適材適所」など有り得ない。党首選の「見返り謝礼人事」であることは一目瞭然、説明の必要はもはやあるまい。
民主党の余命はあとわずか。そらもう必死になって、次から次へと大臣を代え、それぞれに「想い出」をつくらせることしか頭にない。
僕はこれを「想い出づくり内閣」と呼んでいる。
甲子園に出場したが、試合に出れない補欠の3年生。得点差がつき、勝敗が決した最終回、温情監督(総理大臣)は、背番号15番、16番を代打、代走、守備に起用する。「3年間ごくろうさん」の「よく頑張ったで賞」だ。
それと全く同じなのが、この国の「組閣」というもの。自民党も同じだから民主党だけが、それをやっているとは言わない。
しかし、いくらマスコミや国民が声高に騒いだとて、これぞ与党の特権とばかりに「大臣製造機」をフル回転させ、どうせまた大量に余るはずの名刺を大量生産する。資源の無駄遣いでもある。
それにしても、人命に直接かかわる部署の「想い出づくり」は許しがたい。元厚生労働大臣長妻昭しかり、今回の拉致問題担当大臣松原仁しかり、民衆から評価の高かった大臣、すなわち官僚から煙たがられた人材を、はたまた官僚のちょうちん持ちにすげ替える感性、つまり官僚から見た「適材適所」と言えばわかり易いだろうか。拉致被害家族の怒りを聞きましょう。
ーーーーーーーーネットから転載ーーーー
 ◇家族会代表「首相のやる気を疑う」

 拉致問題担当相は松原仁氏から田中慶秋氏に交代し、民主党政権発足後で担当相が7人目となることに、拉致被害者の家族は政権への不信感を示した。
拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表(74)は「田中さんはまったく知らない人」とした上で、「(家族会などから)考えや行動が評価されている松原さんがなぜ交代なのか。振り出しに戻った感じ」と落胆した。「被害者や家族は命がかかっており、時間がない。野田(佳彦)首相のやる気を疑う」と不満をぶつけた。
横田めぐみさん(行方不明時13歳)の父滋さん(79)は「松原さんは民主党政権で、一番熱心にやってきてくれた。留任すると思っていたのに残念」と戸惑いを見せ、「一日も早く(日朝)交渉を再開させて、結果を出して」と新大臣に注文を付けた。【清水勝、高橋直純
ーーーーーーーーーー以上ーーーーーー
拉致問題に関して、これだけころころと人事が代わり、またすべてが振り出しから「やり直し」では、永久に解決は不可能。小学生でもわかる話。
本当に政府の「ヤル気の無さ」、いやむしろ「解決したくない」感が十分に漂ってくる。解決したら困る何かがあるとしか思えない。
我々国民は拉致被害を他人事ではなく自分事としてとらえなければならない。何度も書きますが「明日は我が身」ですぞ。
政治家バンザーイ、官僚バンザーイ、役人バンザーイ、民主党バンザーイ、自民党バンザーイ、みんなでみんなで想い出つくろうよ、ね、いいでしょう?うん、いいねいいね、そうしよう・・・。
拉致された人々と、その家族。東日本大震災で家族や家屋、財産を失った人々、福島原発事故で、避難生活を余儀なくされている人々、家畜を殺処分に追い込まれた人々、農作物を放射能で汚染された人々、いじめ問題で自殺に追い込まれた児童生徒とそのご遺族・・・。
「でも、そんなのカンケーねえ」やるべきことは後回し、次の総選挙では敗北決定、だから「今しかねえんだよ、想い出づくりはよ、わかったかアンちゃんよ」とドジョウの心の叫びが聞こえるぜ。