少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1336 生命冒涜のデキレース

「酷すぎる」の一言に尽きる。「生命」を冒涜したデキレース。
東・「原発事故による健康被害はなかったということでひとつ、先生方、よろしくお願いしますよ」
福県医・「いや〜医師の立場から、それはちょっと・・・」
東・「まあまあまあ、先生、謝礼は弾みますよってからに・・・。受験生を抱えて、ご家庭も大変なこと、聞いてまっせ・・・」
福県医・「きみい・・・、それとこれとは・・・」
東・「関係ないことおまへんでえ、教授。こんなことがバレて、世の中に真実が出回ってみなはれ、そらもう、息子はんの受験どころではおまへんでえ。そうでっしゃろ、教授。よ〜く考えてつかあさいや・・・」
福県医・「世間を混乱させる・・・という大義名分か・・・アズマ教授?じゃなくてアズマ電力?」
東・「そうでんがな、財前教授」
福県医・「しかし、里見くんがなんと言うかな」
東・「そこでんがな、あのカタブツ野郎」
福県医・「キミ!言葉をつつしみたまえ。里見は正義感が強いのだ、カタブツ野郎ではない。まあ、彼には僕の方から打診してみるよ」
東・「ああ、そないしてくれはりますと助かりますわ。当電力会社としましては、会社と社員の保身が最優先なもんで、事実がバレてしもうたら、このワテかて、明日から失業者ですわワッハッハッハッハ〜のハっと」
福県医・「ところで、まさか、この会話、盗聴されていないだろうな。知図理新聞の安藤という記者はしつこいぞ」
東・「ああ、あいつなら大丈夫ですわ。この前、キャバクラを驕ったら、そんなのカンケーねえ、東電バンザーイ、官僚バンザーイ、原発バンザーイって連呼してましたから。しょせんは少数派野郎、屁のカッパけつの穴ブリキですわ、バカは放っておきましょう」
福県医・「そ、そうか、ならばいいが・・・」
東・「んじゃ、先生、ボチボチい行きまひょか?」
福県医・「無礼者!教授と呼びなさい」
東・「そいつは失礼しやした財前教授。ところで歌舞伎町に教授好みの店、めっけましたで〜。まだ入店したばかりで14歳」
福県医・「ちゅ中学生か?」
東・「しっ!壁に耳ありでっせ、教授」
福県医・「おい、いまさらか?まあいい、苦しゅうないぞ、早く車を用意したまえ・・・」
(実話小説「黒い巨塔」談合編より)
さあ、記事を読んで怒ってください。
ーーーー以下ネット記事より全文転写ーーーーー

<福島健康調査>「秘密会」で見解すり合わせ

毎日新聞 10月3日(水)2時31分配信

 東京電力福島第1原発事故を受けて福島県が実施中の県民健康管理調査について専門家が議論する検討委員会を巡り、県が委員らを事前に集め秘密裏に「準備会」を開いていたことが分かった。準備会では調査結果に対する見解をすり合わせ「がん発生と原発事故に因果関係はない」ことなどを共通認識とした上で、本会合の検討委でのやりとりを事前に打ち合わせていた。出席者には準備会の存在を外部に漏らさぬよう口止めもしていた。

【出席者に口止め】秘密会、別会場で開いて配布資料は回収し「保秘」徹底
県は、検討委での混乱を避け県民に不安を与えないためだったとしているが、毎日新聞の取材に不適切さを認め、今後開催しない方針を示した。
検討委は昨年5月に設置。山下俊一・福島県医大副学長を座長に、広島大などの放射線医学の専門家や県立医大の教授、国の担当者らオブザーバーも含め、現在は計19人で構成されている。県からの委託で県立医大が実施している健康管理調査について、専門的見地から助言する。これまで計8回あり、当初を除いて公開し、議事録も開示されている。
しかし、関係者によると、事務局を務める県保健福祉部の担当者の呼びかけで、検討委の約1週間前か当日の直前に委員が集まり非公開の準備会を開催。会場は検討委とは別で配布した資料を回収し議事録も残さず、存在自体を隠していた。
9月11日に福島市内の公共施設で開いた第8回検討委の直前にも県庁内で準備会を開いていた。同日は健康管理調査の一環である子供の甲状腺検査で甲状腺がん患者が初めて確認されたことを受け、委員らは「原発事故とがん発生の因果関係があるとは思われない」などの見解を確認。その上で、検討委で委員が事故との関係をあえて質問し、調査を担当した県立医大がそれに答えるという「シナリオ」も話し合った。
 実際、検討委では委員の一人が因果関係を質問。県立医大教授が旧ソ連チェルノブイリ原発事故で甲状腺がんの患者が増加したのは事故から4年後以降だったことを踏まえ因果関係を否定、委員からも異論は出なかった。
また、昨年7月の第3回検討委に伴って開かれた準備会では、県側が委らに「他言なさらないように」と口止めもしていた。
毎日新聞の取材に、県保健福祉部の担当者は準備会の存在を認めた上で「あらかじめ意見を聞き本会合をスムーズに進めたかった。秘密会合と言われても否定できず、反省している。(今後は)開催しない」と述べた。
福島県の県民健康管理調査は全県民を対象に原発事故後の健康状態を調べる。30年にわたり継続する方針で、費用は国と東電が出資した基金で賄う。【日野行介、武本光政】
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福島の原発事故の被害はチェルノブイリの比ではない、というのが今や国際社会の常識です。多くの外国企業がオフィスを東京から大阪以西に移したり、東京での勤務の拒否権、東京勤務者には莫大な危険手当付きの契約など、海外の大手企業では常識です。それほど深刻な放射能汚染にさらされているのです。
僕らはもういいです。しかし、子供たちは、目には映らない死の灰を、これから毎日、一年365日、一日24時間、一分一秒、絶えることなく一生涯、吸いながら、生きて行かねばなりません。
東京電力、ならびに政府のデキレースは「殺人教唆」の域にあると断言します。また、その費用は、我々が値上げされ、強制的に支払う電気料金と税金。つまり「殺人教唆」の資金源は、すなわち我々国民であることを、強く認識しなければなりません。
財前五郎が最期に残した言葉「屍は生ける死なり」
「遠くない未来に、癌による死亡が、この世からなくなることを信じている」「能力のある者は、そのために、ちからを正しく行使する責務がある」。
財前五郎は悪役ではない。「癌撲滅」という目標への道程が誤解を招いたと解釈するべきだろう。しかし、今回の県民健康調査委員会のそれは、全くの異質。「他言無きように」という「口止め」ですべてがわかるように「悪意」に満ちた「偽装虚偽調査」であることが判明した。
東電や政府と癒着しつつあるマスコミの追加報道は期待できない。せめて「少数派日記」の読者だけでも、この「怒り」を忘れないでいて欲しい。