少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1380 熊本幼女殺人続報

現行の日本の法律では、人ひとり殺めただけでは「死刑」にならない。
犯人を「死刑」にしたところで、大切な人は永久に戻らない。しかし、無期懲役なら、犯人は15年もしないうちに、戻ってくる。「殺され損」の所以である。
「死刑」の廃止に声を荒らげる団体もある。安藤個人の意見を明確に述べるなら「死刑は必要」である。廃止論者が、目の前で大切な家族を惨殺されたと仮定して、それでも「死刑廃止」を心から叫べるのか、直接聞いてみたい。
ましてや、ひとりなら「セーフ」、ふたり目から「アウト」。大人を殺めたら「アウト」(岐阜の帰宅OL強盗殺人は、たしか、死刑が確定したと思いますが、記憶違いだったら、ごめんなさい)、子供なら「セーフ」という論理も意味不明。僕には理解できません。
深い話しになりますので、持論はこのへんにして、ネット記事から事実のみの報道を転載します。
ーーーーーーー以下、ネットから転載ーーーーー
熊本・3歳女児殺害:裁判員裁判 「死刑望んでいる」両親、証人尋問で訴え−−地裁 /熊本
毎日新聞 10月23日(火)15時43分配信
 熊本市の女児殺害事件で殺人罪などに問われている元大学生、山口芳寛被告(21)の裁判員裁判が22日、熊本地裁(松尾嘉倫裁判長)であり、女児の両親が初めて証人尋問に立ち極刑を求めた。
 殺害された清水心(ここ)ちゃんの母真夕さん(39)は山口被告に対し「悪かったという気持ちを感じない」と怒りをあらわにした。父誠一郎さん(41)は「娘がいなくなり光がなくなった。家族は全員死刑を望んでいる」と涙ながらに訴えた。
 山口被告はハンカチで目を拭う仕草もみせたが、弁護側の質問に改めて殺意がなかったと主張した。
 これに先立ち、検察側は山口被告を取り調べた際の映像を流した。事件1カ月後と精神鑑定後の2回分で計約50分。心ちゃんの首を手で絞め続けたと殺意を認める内容の調書に「間違いない」と繰り返し答え、サインや指印をする様子が映し出された。【丸山宗一郎、志村一也】
ーーーーーーそして、続報ーーーーー
10月23日朝刊
 熊本市の商業施設で昨年3月、保育園児の清水心(ここ)ちゃん(当時3歳)が殺害された事件で、殺人、強制わいせつ致死、死体遺棄罪に問われた同市の元大学生山口芳寛被告(21)の裁判員裁判の第5回公判が熊本地裁であり、検察側は「異常で悪質な犯行」などとして無期懲役を求刑した。
判決は29日に言い渡される予定。
 起訴状によると、山口被告は昨年3月3日午後7時半頃、同市北区高平の商業施設で、家族で買い物に来ていた心ちゃんを多目的トイレに連れ込んでわいせつな行為をした上、首を手で絞めるなどして殺害。近くの排水路に遺体を遺棄した、とされる。
ーーーーーーー以上ーーーーー
時系列が、ややおかしいが、それは無視するとして、ここちゃんご遺族は「極刑」を切望したが、検察側は「無期懲役」を求刑。つまり、事実上、ハナから「死刑」の選択肢はない・・・ということになる。
ひとりの大切な命、それも抵抗能力のないか弱い命を、いたずら目的で奪い、それを「過失」や「心神喪失」とかでやり過ごそうというのだろうか?
山口県光市の「母子強姦殺人」事件でも、危うく「無期懲役」が成立しそうになったが、被害遺族にとってはたまったもんじゃない。
司法は誰のために、何のためにあるのか、小学生のうちからディベート教育して、結論が出ないまでも、意識の種を撒くことは、日本が、裁判員裁判制度を加速させるなら、必要不可欠なことだとは、誰も否定することはできますまい。
反論受け付けます。