少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1491 カウントダウンクリスマス7

クリスマスシーズン。
アメリカの高校教師のYkさんのブログhttp://d.hatena.ne.jp/Yukalink/や、
英語教師で料理研究家の白魔女さんのブログhttp://d.hatena.ne.jp/whitewitch/20121203/1354550414や、
天草の美容師・まりんかさんのブログhttp://d.hatena.ne.jp/caravan9336/20121208/1354978014
を見るにつけ素敵なクリスマスのストーリーと美しい写真が・・・・。
というわけで、安藤総理の「少数派日記」の過去ログから珠玉の泣かせるストーリーを7話。カウントダウン方式でお楽しみください。


「126  きっと君は来ない(2009/12/24)」より


寂しく、切なく、悲しいクリスマスイブの思い出話を3つ。

まずは寂しい思い出。19歳の時、はじめて行ったアメリカ。アメリカのクリスマスイブを楽しみたくて、イブに着くように出かけました。僕の頭の中は街中がジングルベルで、学生寮もきっと大パーティー。本場のクリスマスを堪能できるぞ・・・。

到着したシカゴは雪に覆われたホワイトクリスマス。辿り着いたダウンタウン学生寮はサイレントナイト。つまり誰も居ない・・・。

「どうして誰もいないの?」僕は守衛さんに尋ねた。

「クリスマスだからみんな実家にけえっただよ」。

寮内のカフェテリアもクリスマス休暇でクローズ。腹ペコで街に出たけど、どの店もクリスマス休暇でクローズ。

吹雪の中、やっと見つけたリカーショップ(酒屋)で買った、カップ麺、ピーナツ、ジャックダニエル。これが僕の「ひとりぼっちのクリスマスイブ、こごえそうなサイレントナイト」(浜ショー=ミッドナイトフライトより)。

シカゴの真冬は零下40℃。あと10分、彷徨っていたら僕はシカゴのダウンタウンで遭難死だったと思う。そして三日三晩、カップ麺しか食いもんがなかった。

切ない思い出。大学生の時の東京・白山。彼女はKFCの社員。貧乏学生の僕にいつも5000円分のチケットを社割で3000円で買えるから無くなったら言ってね、と僕が使い果たすとすぐに補充してくれた。人生で一番ケンタッキーを食べた時期です。

クリスマスの夜、ずっと彼女のアパートで帰りを待っていた。6時に帰るはずの彼女は急きょ、販売店のヘルプに駆り出され残業。8時には帰ると電話が入ったけど、9時になっても戻らず、僕はもう待ち切れず、巣鴨のコタン(パブ)へ出かけた。彼女へのあてつけで深夜2時まで、飲み続けベロンベロンで彼女のアパートへ帰ると、彼女はこたつで寝入っていた。こたつの上には、彼女が用意してくれたたくさんの料理とクリスマスケーキ。本当にごめんねchiekoさん。

翌朝、僕が寝てる間に池袋西武でプレゼントまで買ってきてくれて。

あの夜から、あなたに惚れました。僕がも少し大人だったら、二人、いまごろ違う人生を歩んでいたかもね。

そして悲しいお話。社会人、スポーツ記者の時代。巣鴨の「村さ来」で意気投合した彼女とイブを過ごす約束。プレゼントは「イヤリングが欲しい」という彼女のため、立教大学の長島一茂の取材後、池袋メトロポリタンでなけなしの銭をはたいて8000円のイヤリングを買う.

彼女からもらったアドレスを頼りにマンションを探す。途中、吉野家の前を通った。幾人もの行き場のない男たちが背中で泣いていた。イブの夜にたったひとりで330円の牛丼をすする。追加の味噌汁50円は自分へのささやかなクリスマスプレゼントのつもりなのか。哀れな負け犬たちよ、この俺様を見よ。ポケットに8000円もするイヤリングを忍ばせ、これから彼女のマンションでイブを過ごし、上手くいけば初H・・・。

お前たちの骨は俺が拾ってやる、イブにひとり牛丼はないだろう。

僕は牛丼の男たちの背中にそう投げかけ、彼女のマンションを見つけた。ポケットのプレゼントを今一度確認し、深呼吸してドアを軽く叩いた。

出て来たのは彼女ではなく、上半身裸で腰にバスタオルを巻いた若い男だった。

お互い、少し沈黙した。

「あっあの〜これ彼女に渡しておいてください」

「はあ・・・」

僕はバスタオルの男にイヤリングを渡した。

しばらくして我を取り戻した僕は、どういうわけだか背中を丸めて牛丼をすすっていた。そして店員に言った。

「すみません、味噌汁お願いします」

全部実話です。メリークリスマス。
ーーーーーーーーー以上ーーーーーー



Ykさんのクリスマス話、わがやの犬は面白かったです。
ーーーーー以下抜粋ーーーーー
3軒先の家には 3メートルほどの でかい雪だるまの風船が ライトアップされている。どうやら その雪だるまの登場で 愛犬は その家の前を通るのを嫌がるようになった。13年目にしてこんなものが 怖いって思うなんて 考えても見なかったが。。 
わがやの愛犬は クリスマスツリーの下にある自分のプレゼントが 気になって仕方がない。よって 一旦 プレゼントをラッピングして 木のしたにおくと 毎日 自分のプレゼントの周りを 行き来して その中身とその状態を チェックする。
ーーーーーーーー(以上)ーーーーーー
「少数派日記」からささやかなクリプレです。
この娘がChamyちゃん。プレゼントはササミジャーキー。30秒も待てません。

キューピーを探せ! この娘が仮面ライダー1号。ヘアスタイル(ビリケンヘア)は天然です。一切手を加えていません。

左のどろぼうネコみたいなのはフィリックス20万円。シャーリー・テンプルちゃんも各20万円以上。ローズ・オニールのキューピーも10万円以上。けっこうな代物です。
メリークリスマス。