少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1512 選挙明朝2

アメリカの大統領選挙は、おおよそ、半年くらいかけてそれなりの下準備から始めているが、今回の野田くんの意表をつく苦し紛れのスクイズに、みなさん準備不足で実質1か月正味2週間の選挙選。みんなの党の渡辺善美代表が言う通り、まさに自民の「漁夫の利」勝利であった。
自民にしてみりゃ「入れ食い」選挙。日本の民主主義選挙制度はじまって以来の大凡戦というか、最悪のデキレース。
川上で美味しそうなエサで大量の魚を釣った民主クンだったが、そのエサは実はウンコで、なんじゃコリャと吐き出した魚がイケスから大脱走。そいや〜とばかりに第三局くんが、慌てて橋の上から糸を吊るす。いったんは喰いつくのだが、糸が細すぎて、あるいは隣のやつと絡まって、釣った魚は、結局、川へドボン。何もせず、タバコをふかしながら、ただ川下で網を張っていた、自民クンの網に、オートマチックに魚がかかるというゴッチャン選挙。
まずは北海道、東北、北関東(茨城、栃木、埼玉、群馬)を検証する。
北海道の13選挙区と他10県の選挙区の合計55区(最多は埼玉の15、最少は秋田、山形の3)の合計は68選挙区。このうち候補者が、たったの3名しかいなかった区がぜんぶで7区(宮城6区、福島3区、茨城4区5区、栃木3区、群馬5区、埼玉11区)。この7区のうち、すべてに候補者を出しているのは自民と共産だけ。共産も根性あるというか、意地というか、戦略を考えればいいのに無駄撃ちが多いというか・・・。結局、埼玉11区の小泉龍司候補(無所属=60歳)以外の6選挙区で自民が圧勝。有権者の選択肢があまりにも少なすぎるため、三者択一というか、共産党は特異政党だから、ほとんど二者択一状態。選挙といいつつ選択の余地がない。
結局、自民は、68選挙区中の、約9%に当たる地域を人海戦術地引網作戦で制したことになる。
さて、その他の地区は後回しにするとして、安藤総理のおひざ元東京6区(世田谷区)だが、こちらは日本維新とみんなの党の潰し合いだった。
結果は自民・越智隆雄候補が98112票で当選。民主・小宮山洋子 70126票(主婦層に人気があるが、ようあのお嬢様世間知らず政策でこんなに入ったな)。日本維新・花輪智史 52734票(民主から鞍替えでもこれだけ入る)。みんな・落合貴之 52325票。共産・佐藤直樹 24725票。
選挙前夜でも表明した通り、安藤総理の一票は、自民、民主、共産以外なので、自然、維新かみんなに投じられたわけです。党としてはみんなを支持したいのですが、候補者が33歳のボンボン様だから迷いました。
支持している田中優子世田谷区議会議員(みんなの党公認)の要請もあり、結局、みんなの党支持ということで落合候補に投票しましたが、案の定です。
維新とみんなの票を足せば、105059票となり、自民支持者の98112票より 6947票も上回り、絶対権力への是正に繋がったかと思います。
表向きはどうあれ、渡辺代表と橋下市長が、水面下で、もっと戦略を練るべきだった。時間がなかったことも理解できますが、それ以上に戦略参謀の不在を露呈する、典型的な結果でしたね。無念ですわ。これで世田谷も原発推進区。

追伸・・・北海道4区から、ショッカーの元上司で脳科学者の苫米地英人候補が大地から立候補していたのは驚きました。それと気骨ある政治家の松木謙公候補(大地=52976票)が落選したのは無念です。安藤総理は押していました。この人はいいと思います。
あと、山形3区の加藤紘一候補73歳。この人も無念。YURIの関係者です。70303票。トップと1465票差。惜敗。
群馬5区は、相変わらず小渕優子のぶっちぎり・・・13万4685票。どうしてそんなに人気?七光りがまだ続いているのか、本当に実力者なのか?
あと、埼玉12区の川島良吉候補無所属92歳に「あっぱれ」あげてください。
2169票・・・すごいぞ、じいちゃん!
(つづく)