少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1686 sherryな夜

11日深夜、激痛にこらえきれず、何度も救急車を呼ぼうと思いましたが、まだ、多少の思考能力が残っておりました。
まず、自宅の3階で寝泊まりする総理にとって、1・誰が玄関の鍵を開けるか?という問題。2・入院になるだろうが、何の準備も出来ない。誰が準備するのか?という問題。3・3階から1階まで、どうやって階段を降りるか?という問題。4・運よく運ばれたとしてズボンは脱がされるだろう・・・せめてパンツくらいは履き替えたいが、そんな余裕はない。もし、担当のお姉さんが美人だったらどうしようか?という問題。5・階下で眠るショッカー軍団に「こんな夜中になにやってんの!」と救急隊員ともどもドヤされる危険をどう回避するか?という問題。
と、瞬時に、以上の5つの大問題が脳内を巡り、脂汗で握りしめた携帯は、なんどか「11」で止まり、最後の「9」を押すに至らなかった・・・と言うわけです。


とりあえず、痛みで眠れず、椅子に掛けて、必要な書類だけを選別し、紙袋に入れるなど下準備だけして、朝を待つ。
ライダー2号にお願いして、トランクだけ4階から降ろしてもらう。ショッカーが家を出る08:19まで耐える。この激痛の中、苦言は聞きたくないし・・・。


そんな入院初夜・・・


「これがシェリー・・・よ」と・・・。
かなりの美人だけど、好みとは違う。
身長163㎝、バスト83〜84㎝。金髪まではいかない栗色のボブヘアー。長いマツゲはおそらくツケ。瞳は大きいが色は確認できず横顔。
杏色のタイトなワンピース。一部スパンコールで光の反射が生きもののよう。
そして、縦長の部屋・・・というか店舗。裏原の路面店
壁にはびっしりとキャンドルが・・・。しかも、すべてのキャンドルに火が妖しく灯されている。
どういうわけか、床に畳みが6枚並べてあり、簡易宿泊施設になっていた。
どうやら、総理はそこで目覚めた。
明け方なのか、夕暮れなのかわからない。キャンドルの隙間から、わずずかに見える往来は薄暮。
そして目覚めた僕に、店の奥の小さなカウンターの中の163㎝の彼女が言ったひとこと。
「これがシェリー・・・よ」
回りを見ると、赤、青、緑・・・さまざまな色や形のグラスの中で揺らめくオレンジの炎が放射線状に絡み合い、見たこともない素晴らしい幻影となり、室内を照らしている。床と天井以外の壁と言う壁すべてに、びっしりと配置されたグラスが、ひとつも消えることなく揺らめいていた。
店内の畳の上で目覚めた総理は、あわてて荷造りを始める。2号が用意してくれたプーさんのトランクに荷物を詰めるのだが、衣類を二、三枚、そして軽いけど巨大な辞書を入れると、もうトランクはパンパンになった。
そして、どういうわけだろう・・・傍らには、チャミーのお兄ちゃんのボニーくんが・・・。


sherry・・・スペイン南西部、アンダルシア地方原産のアルコール度を高めた白葡萄酒。原産地・jerezが訛ったのが語源。生前だが、この地にいたこともある。ボブの女性は、そのころの知り合いだろうか・・・。
僕が店内から見たのは裏原ではなく、この街の路地裏だったのかも知れない。

寂しい音楽と美しい花。どんな状況でも、灯りが道を指してくれる。