少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1649 ワニに飛び込む子

あとわずかで苦痛の時刻が訪れます。


「あれっ・・・?きのうより良くなってる・・・おかしいな・・・」
研修医が暗い声でそう言った、昨02/25の治療・・・。
「あのさあ・・・そういうこと、がっかりした声で言わんでくれるかな・・・」
という、うつ伏せ状態の安藤総理の声に、スタッフ一同爆笑されておりましたが、こちらは苦痛の極み・・・。
昨日は、細菌の培養検査をするために、膿を出そうとしたらしいが、その膿の量が前日に比べて少なく、それで研修医は落胆したようだ。
研修医2名が代わる代わる患部(皮膚の中の組織。つまり直接の筋肉)を指でぐりぐりとえぐる。最初は痛みで朦朧として何もわからなかったけど、それが研修のための実験だということに徐々に気づき、親しいコンシェルジェに、そっと尋ねたところ・・・「私も見てましたけど、アレちょっと酷いと思いました。あたしも仕事上、いろいろ見てきましたけど、アレ、見てるだけで痛そうなのに、ふたりでグリグリでしょ・・・安藤総理、可愛そうすぎです・・・」と。
実際には「安藤総理」ではなく「安藤さん」と呼ばれているのですが、彼女たちも同情するほどの処置。完治したらMを締め上げる予定。
多少は我慢というか、日本の医学のために協力はするけど、まだ献体ではなく生身。一応、生体なので、も少し配慮していただきたいのだが・・・。


・・・と、ここまで書いたところで、悪魔の白衣研修医が意気揚々とした表情で「お時間です」と迎えに来た。彼ら彼女らを見ただけで痛みが走る・・・。
「痛いですか?」「ダイジョウブですか?」と、時折聞きよるが、そんなもん、こっちのうめき声とか、表情を見りゃ、わかるやろが、いちいち答えることすらわずらわしい。
うつ伏せ状態の安藤総理、それでも「もし、この状態で、目の前に回転寿司が流れてきて、それをつまんで食べながらの治療なら、この痛みも我慢できるかも。病院は、そういう施設を作って、患者を一列に並べて、回転寿司療法をやればいいのに」と、精一杯のジョークを飛ばしても何の反応もなし。無言のスルーに痛みだけが取り残され、脳細胞の芯まで激痛が響くぜ、こんチクショー。


「明日からは治療前に痛み止めの座薬を入れましょうか?」とMが言うので、
「誰が入れてくれるのと?」と問うと、
「いや、ご自分で・・・」と素っ気ない。
「(新宿)二丁目には飲みに行くけど、そういう趣味はないんだよ」とジョークを飛ばすも、彼らには意味不明で「???」のノーコメント。
「あのさ・・・入れてくれる人とか指名できないの?」とさらにボケても「たぶん、自分でやってくれ・・・って言われると思います」と乗ってこない。
「自分で入れるのは無理として、あまり美人すぎるお姉さんでも恥ずかしいから、あまり美人じゃないお姉さんがいいんだよな・・・」と言うと、研修女医が「ご自身では入れられないのですか?」と言うので「自分、ケツの穴がちっちゃい人間なんです」と返すと「便が出る大きさがあれば大丈夫です・・・」とまるで禅問答。
痛み・・・治まらず・・・。
こんな感じ。


そして昨日は売店で、満面の笑みを浮かべ、元気な声で「香典袋くださ〜い」と言う医師を見ました。元気があって、非常にヨロシと思いました。


おっと、本日のタイトルはそこじゃない・・・。痛みどめも効いてきたので、も少ししたら書きます。ワニの群れに飛び込んだ幼子の話・・・マジ怖かった。
(つづく)