少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1710 臓器移植考22

で、気になる人工透析のお値段ですが・・・月平均で、患者さんひとりあたり約50万円。年間で600万円で、患者さんの自己負担は月額1万円程度。以前は無料でした。
詳しいデータは厚労省も医師会も何故か公表していませんが、人工透析をはじめてからの平均寿命は10年とされています。ですから、透析患者さんは、透析を開始した時点で、自分の寿命はマックス10年だ・・・と悟るそうです。
という理由から、患者さんひとり当たり50万円/月×12カ月×10年で、ざっと6000万円という数字がはじきだされます。で、その6000万円の出所は当然、税金のわけですから、一日の遅延もなく請求通り満額、透析病院に振り込まれるわけです。
日本の医療システムは世界でも「超稀」な性善説に基づいていて「医療費不払いトンズラー」は有り得ないということが前提で構成されています。だから独立採算で成り立つことは、非常に難しいとされています。
結果、純利益で成り立っている病院は3割で、7割が赤字経営とされ、自転車操業で成り立っている善意の個人医院もあれば、税金にふんぞり返る国公立病院や大学系病院もあるのです。
その中で確実に儲かるのは、自由診療の美容整形関連と、包茎手術関連病院。ここらあたりはコマーシャルを打てば打つほど洗脳された人たちが駆け込むわけです。
それともうひとつのドル箱が透析クリニックです。
これが、医療ビジネスとして、一番手堅い・・・とされています。
となれば、どうなるか・・・?
当然、縄張り争い・・・に発展するわけです。


医療施設ですから派手な広告合戦は表面には現われませんが、水面下では激しい患者の争奪戦が行われています。
例えば、時間帯によって弁当が出るのですが、その内容や、有料かサービスか? 駐車場の有無、もしくは有料駐車場代の支給制度の有無、ベッドとベッドの間隔の広さ、看護師の美人度とスカートの長さ短さ、土日、深夜の営業時間の長短、個人用テレビの有無、送迎サービスの有無などなど・・・涙ぐましい努力。
そらそうですよね、ひとりの患者を獲得(裏では患者を釣る、獲物を捕獲する・・・とも言われています)すれば、向こう10年間で6000万円、10人で6億円、100人で60億円は安泰なわけです。


ただし、これは最低限な数字で、個室などのオプションをつければ青天井なわけです。例えば、東京丸の内、帝国ホテルインペリアルタワー内にVIP専用の透析クリニックがあります。自己負担はたったの月1万円ですから、オプション料金を支払って優雅な4時間を過ごしたいと思う、お金持ちも多数いるわけです。


そんな中、透析病院が必死の思いで獲得した患者という獲物を、海外の移植で逃してたまるものか・・・と医師会が団結して厚労省に働きかけた・・・というのが、海外での臓器移植禁止の真相です。
厚労省は定年後の、最大の天下り先である日本医師会の意向を無視できません。生死を彷徨う患者さんの「希望要望願望」など「そんなのカンケーねえ」の世界です。これ以上の説明は不要でしょう。
まずは、当事者である患者さんの意見や希望が最優先されてしかるべきではないでしょうか?
人道問題や法律問題は、いかなるケースでも、国が違うのですから、当然として発生します。しかし、命の危機である以上、その国で、合法、あるいは違法性がない・・・と判断されれば、あとは、患者さん個人の意志に委ねるのが妥当ではないでしょうか?
安藤総理は、想像力が豊かなので、常に、自分を当事者に置き換えることができます。もし、自分が患者さんの立場だったら、経済的な問題を含め、可能であるならば、延命の可能性のより高い治療法に希望を託したいと、純粋にそう思うのですが、みなさんはどうでしょうか? これも少数派かも知れませんが、少なくとも僕はそう思います。


海外移植も合法として、それに携わるコーディネーターを許認可制にして、地下組織を司法により、徹底的に壊滅すればいいのです。
そういう努力も検討も、まったくしないで、己の保身と営利に走る輩が、安藤総理には許せません。
患者本位ではなく、悪く言えば「銭儲け」の手段と考えているとは、決してオーバーな言い回しではありません。明らかにそういう透析クリニック経営者(医者)にも遭遇しました。完全にアカン警察です。
いま、ストレートに理解できない読者の方も、ご本人が、あるいは身内の方が、透析患者になられたとき、このレポートの真意が伝わるでしょう。願わくば、そんな日が訪れんことを・・・。