少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1732 夢の途中2

気が付くと、僕は自転車にまたがり、市民病院のロビーにいた。
僕の女房だという女性が、潤んだ目をして駆け寄ってくる・・・。
「本当に、迎えに来てくれたんだ・・・」と彼女は信じられないという顔をする。ショッカーではない。
ハッとする。ショッカーの妹だ。(現実のショッカーに妹がいないことは、起きてから気付く)
「じゃあ、今、○○○(仮面ライダー1号の実名)を連れて来るから待っててね」と指定された場所は、安城北部小学校の北門。ここは舗道のない県道沿い。私が小6の時、1年生の男の子が跳ねられて死亡した場所。その子の名前は知らないが、今でも安全の鳩をかたどった慰霊碑が建っている。訪れるたびに手を合わせるのだが、その子と何か関係があるのだろうか?
同級生の女の子は中三のとき、国道一号線で左折のトラックに巻き込まれて亡くなった。
ショッカーの妹は、とても綺麗な女性だった。ジーパンを履いていた。とても嬉しそうに、僕の顔を見つめていた。



父方の祖母が亡くなった旧八千代病院の前のテラス。現実には、そんなスペースはないのだが、そこに僕と、アルバイトの面接に来た女子学生。アルバイト志願の女子大生に居酒屋のメニューを見せて、感想を聞く。そして、ソフトドリンクのメニューを「キミに任せるよ」と僕が言う。ソフトドリンクのオーダーは圧倒的に女性が多いからオサーンが決めるより、女性に選択させた方がいいだろうという、我ながらのナイスアイデア
すると彼女、さっそくキリンのなんとか言うオレンジジュースを絶対に入れるべきと主張。なるほど、さっそく効果が出たぞ、オサーンのまるで知らない新商品。ワキャーオナゴに大人気だとか・・・。
そこへ、上海の日本レストランGのイケメン店長が登場。旧八千代病院から徒歩3分の名鉄本線・新安城駅ホームのベンチに座り「彼女センスいいでしょ、このジュース、メニューに入れたいんだって」と彼女を紹介。するとその女子大生、目がハート型になって、イケメン店長にホの字の様子。こりゃ完全にアカン警察、墓穴を掘ったわい・・・と意気消沈も束の間、やっぱ持つべきものは神様、数年前、フィリピンで会った、スーパーボディコンで、スペイン系の美顔の彼女の日本人版が登場。こりゃええじゃないかええじゃないか・・・と平静を装いつつ心の中で踊る総理。わっかるかな〜この心境。
イケメンと女子大生はほっといて、私と美顔彼女は揺れる名鉄の中の窓際に立ちながら、缶ジュースで親密な状態に。しかし、その彼女、缶ジュースを飲み終わると、そのアルミ缶をオサーンのようにペシャっと潰し、網棚にポーンと。でそそくさと空いてる席を見つけて座ってしまう。マナーもヘチマもねえ。こりゃ完全にアカン警察。こちとら、彼女の捨てた空き缶を網棚から拾い、振り向きもせず、開いたドアから下車。「やっぱ、オンナは顔じゃねーな」と言う寝言で目覚める。午前5時03分。


最後はスーツを着た、骨董屋の埼玉・拾得さん。スーツ姿は初めて見る。場所は国電浅草橋駅の階段下。小雨が降っていた。
拾得さんは、まだ飲み足りないようで、も少し、私と呑みたい感じ。ところが、今夜はどうしても、寄り道せずに帰らなくてはならない事情が私にはある。それが何だかわからないのだが・・・。
拾得さんは、おまけに慣れないブーツで足が痛いから、いつものように泊めてもらうだけでいいよ、とも言うのだが、理由はわからないが、それもできない感じ。
学生時代、よく知らないやつの部屋で寝ていたり、逆に、朝起きて見ると、自分の部屋に、大量に知らない連中が寝ていたり・・・とそんな日常生活をしていた安藤総理と、そんなアナーキーな体験など一度も無く、最終電車に乗り遅れると、六本木から所沢の自宅まで2万円近く払ってもタクシーで帰るショッカーとの温度差は予想以上に激しく、気軽に友人や、道で会った知らない人を家に持ち帰る状況ではないことに、一緒に暮らすようになって初めて気づきました。
気が付くと、そこは浅草橋ではなく新安城。雨で濡れた坂道を拾得さんと歩いていると右手に売り出し中の中古物件が。半分工場で半分が住居。築40年くらいの継ぎ足し建て増し物件。ぱっと見100坪以上はある。売値は2500万円。
「安藤サン、これ絶対、買いですよ」と拾得さんが言う。実は、その通り。私も目を付けている物件だが、さすがに2500万円は右から左・・・というわけにもいくまい。「そうなんでうよねえ・・・」と曖昧に答える。
で、家につく。なんだが、むき出しのコンクリート。めちゃ狭い階段を上がるのだが、拾得さんが、間違えて防犯ベルのボタンを押してしまう。
「やばい、早く登りましょう」と急かすが、今度は、私が慌てて、玄関の鍵が見つからない。
やっとの思いで部屋に入ると、やたら狭いスペースで、台所兼居間兼寝室みたいな部屋。毛布からショッカーの足が出ていて「こりゃ、また雷が落ちるんだろうな・・・」という恐怖に震えて目が覚めました。
起床まで、あとわずかの午前5時41分。


なんで、こんなにはっきり覚えているか・・・って?
さあ、私にもわかりません!
ちなみに、目覚めてからの脚色は一切ありません。