少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1748 浄土と繋がる香り3

学生時代の3年間と社会人の3年間の合計6年間、両国に住んでいました。
東京都震災慰霊堂という、関東大震災東京大空襲で犠牲になられた方々の霊を鎮魂してある場所で、部屋から道一本向こう側の距離にあり、窓から慰霊堂がよく見えます。
いまで言う、心霊スポットなんでしょうね。安田学園という、今春の甲子園の東京代表校で読売の阿部捕手や楽天の橋上コーチの母校を挟んで、戦後、GHQに占領された同愛記念病院があります。そこは東京裁判で収監された、いわゆる巣鴨プリズンの患者を収容する施設で、拷問のようなことも行われていた。
この近辺は震災や大戦で、東京でも大多数の犠牲者を出した土地で、新築のため土地を掘ると、ほぼ100%の割合で、今もなお、当時の犠牲者の人骨が出てくる場所です。ただ、あれからかなりの歳月が過ぎ、地元の方々がきちんと供養されていますので、とても浄化されています。


私の住んでいた場所は、屋敷なのですが、今でいう廃屋で、もう何十年も人が暮らしていなかった個人経営の寮みたいなところです。とにかく広く、部屋が18ほどありました。一階に、持ち主の老婆が住み。あとは私だけの二人暮らしでした。つまり、私一人で、二階と三階の13部屋を使っていました。
中には、廃屋と化して、昔の従業員が寝泊まりした部屋が、そのままの状態になっていたりして、念の込められた部屋もありました。
オバケが恐い方には絶対無理な部屋でしたね。実際、よく出ましたし。


その6年間で、たった二度だけ臭覚の不思議体験をしました。
部屋に戻った瞬間に線香の香りがぷ〜んとしたのです。もちろん、そんなの焚いた覚えはありません。誰も居ないはずの部屋ですし。それもかなり強烈な匂いで、アレ?アレ?と思ったことを覚えています。また、それだけでなく、廊下の蛍光灯が割れました、パーンとか音をたててね・・・。
一回目は名古屋の病院に入院していた親父が・・・、二度目は、一階のおばあちゃんが亡くなったことを、僕に知らせる合図でした。


これは、霊界から、こちらサイドに送られた「香」のメッセージだったんですね。ですから、仏壇や墓前の線香は、こちら側が、浄土に送るメッセージなのです。解りやすいでしょ。
(つづく)