少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1819 佐村河内守2

33歳で映画『秋桜(cosmos)』の音楽を手がける。このとき、左耳は聴力を失っていた。35歳のとき、『鬼武者』のための音楽を作曲し始める直前に聴覚を失って全聾となる。『鬼武者』完成後、自らの聴覚障害を初めて公表。長らく聴覚障害を隠していた理由について、自身は「耳の不自由な作曲家の作品には、同情票がつくであろうこと。それだけはどうしても避けたかったのです」「『聴覚障害を売り物にした』という誤解も避けられないだろう」と説明している。

抑鬱神経症や不安神経症、常にボイラー室に閉じ込められているかのような轟音が頭に鳴り響く頭鳴症、耳鳴り発作、腱鞘炎などに苦しみつつ、絶対音感を頼りに作曲を続ける。特に頭鳴症による耳鳴りについて、佐村河内は「父と母が、そして歴史が聞いた『原爆の音』。それを私の血がいま、聞いているのかもしれません」と述べている。光を浴びることで偏頭痛や耳鳴りの発作が誘発されるため、自宅では暗室に籠り、外出時には光を避けるためのつばの広い帽子とサングラスを着用することを余儀なくされている。

1999年、ゲームソフト『鬼武者』の音楽「交響組曲ライジング・サン」で脚光を浴びる。2002年、身体障害者手帳(感音性難聴による両耳全聾、身体障害者等級第1種2級、両耳鼓膜欠落)の交付を受ける。同じ頃から盲児のための施設にてボランティアでピアノを教える(この施設の女児の一人は、佐村河内が『交響曲第1番』の作曲を再開するにあたり彼に霊感を与え、この作品の被献呈者となった)。

2003年秋、『交響曲第1番』を完成。その直後、病苦から発作的に縊死を図るも未遂に終わる。2005年8月、『交響曲第2番』を完成。その翌日、再び縊死を図るもやはり未遂に終わる。



安藤総理は職業文筆(売文)するときは、集中力を高めると同時に、リラックスさせるために、よく音楽を聴きます。唄入りだと、唄につられてしまうのでユーミンインストルメンタル(instrumental)がお気に入りです。クラッシックも試しましたが、組曲は楽器の量の多さに、脳が勝手に音を拾おうと作業をするし、交響曲は、作品の中にストーリーがあり、その起伏が激しく、心臓が揺さぶられるので、やはり文筆には適しません。なんとなく、気軽に聞けるのはリストとドボルザークくらいですが、それもピアノソロとかパイプオルガンだけにアレンジしたもの限定です。
しかし、昨日の午後、N響の「HIROSHIMA」を80分間、イヤホンで聞きながら、文筆をしましたが、激しい曲の中に、まったく変わらぬ穏やかな一本の旋律があることに気づき、動悸や息切れもなく、ごく自然に、その悲しみを抜けた優しさが伝わり、文章が滞ることなく進みました。あれは、いったい何だったのだろう。鎮魂のクラッシック・・・魂を深い安らぎへ沈めてくれるような。