少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1857 映画ランキング6

本日05/15 04:10起床、トヨジ化が進行中。
前回の「映画ランキング5」は2012/11/21、大島渚監督の「東京戦争戦後秘話」。あまりにも前衛的すぎて、という批評。それから数本はDVD鑑賞しましたが、評価に値する作品なし。今回も30作くらいDVDを持ち込みましたが、何故か見る気がしません。二時間連続でのフリーダムがなく、看護師に寸断され、途中での一旦停止がうっとうしいのも理由のひとつです。


今回は見沢知廉の「天皇ごっこ」を観ました。
見沢知廉をご存じでしょうか?左翼から右翼に転身した革命家です。
作品を観る前日のこと、知人に「金属バット殺人事件」で両親を撲殺した犯人が千葉刑務所に拘置されている話をしました。リアルな話で、拘置された誰かの手記を読んだのですが、それが誰の手記だったか思い出せなかったのですが、「天皇ごっこ」を観て、それが見沢の著書「囚人狂時代」であったことを思い出しました。数奇な縁だったと思います。


「敵がわからなければ教えてやる。生きづらいんだったら革命家になるしかない」ドストエフスキーを愛し、三島由紀夫に憧れた作家が夢見た世界とは
というサブタイです。


これは映画ではなく「見沢知廉」という人物の検証動画。ストーリー性はまったくなく、見沢と近しい人物が見沢の人物像や思想を淡々と語るのみ。母親までもが登場する。ただし、出演者は全員、右翼、左翼の論客猛者連中でプロのアジテーターであり思想家、台本の無い独説によどみがない。そこらへんのバカ政治家や、無能評論家の比ではない。言葉を武器にして生きるとはこういうことだと知らしめる。ただし、一般ウケは絶対に有り得ない少数派。



出演者・あべあゆみ(インタビュアー・女優)、設楽秀行(高校時代の友人・氏が淡々と語る、実際の殺人の様子はあまりにリアル過ぎて、ある種、映像で再生されたものより実写性を感じた)、鈴木邦男一水会顧問、)、森垣秀介(民族の意志同盟中央執行委員長)、針谷大輔統一戦線義勇軍議長)、雨宮処凛(作家)、蜷川正大(二十一世紀書院代表)、中島岳志(北大准教授・政治思想史)、高橋京子(実母)。


見沢知廉、本名は高橋哲央、安藤総理と3日違いの1959年8月27日生まれ。もし、安藤総理の小6の時の担任女教師が、総理の東京独り暮らしに猛反対しなければ、総理は見沢と同じ「早稲田中学」へ進学する予定でした。となれな、何らかの接触があり、総理も出演者のひとりになっていたことが大いに想像できます。
総理も、高校時代から、あんまき市役所T課長に勧められ「三島由紀夫」を乱読していました。早稲田予備校時代は右翼事務所を訪問したこともありますが、あまりにも自堕落で落胆した経験もあります。
この映画は、そうですねえ、あんまき市役所のT課長くらいにしかお勧めしません。
よってランキング外。