少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2020 事故責任

高速道、東名川崎インター料金所下り車線、つまり入口。ここで、ETC車両の進入口で通過の順番待ちをしていた。運転手はクマちゃん。安藤総理は助手席。前の車がETCゲートを通過し、クマちゃんが前進しようと、アクセルを踏んだ刹那、突然、右車線から青い物体が迫ってきた。


あまりにも突然だった。何も存在しなかった、運転席側の窓に、急に青い物体が現れ、クマちゃんは咄嗟にブレーキを踏んだ。クマちゃんに出来ること、つまり事故を回避する手段はそれしかなかった。
青い物体は、青色のトラックだった。
本来、ETCのレーンに並ぶべきトラックが一般車両のレーンに並び、ハッと気づいて、急ハンドルを切り、我々の車両の運転席側の窓に迫り、それが青い物体の正体だった。
我々の車両の右先端部は、トラックからの衝突により、破損した。


トラックのドライバーは直謝り。「すみません、ぜんぜん見えませんでした。申し訳ない。ぜんぶ、補償しますから、ごめんなさい」とひた謝り。我々は安城市に行くところだと告げると、ドライバー44歳は「自分も幼いころ、2年間だけですが安城市に住んでいたことがあります」と言うから親近感は覚えた。「すぐに会社の担当者から連絡を入れさせ、個人的にも連絡を入れますから」と言うので信用した。「ところで、キミの名前は?」とこちらから尋ねると、
「あっ申し遅れてすみません」と言い、名乗った。動揺していたのか、それとも故意的に逃れようとしたのか・・・今となってはわからない。
「名刺とかないの?」と尋ねると、サイフの中からヨレヨレの名刺を一枚出して渡された。しかも自身のではなく会社の上司の名刺だという。
すべてのトラックのドライバーがそうだとは思えないが、名刺を持ち歩く必要もない職種もあるだろうから、それを受け取ったが、それが無ければ、あるいは、その名刺が偽物なら、事故による破損は、全額自費ということになっていたかも知れないのだ。


というのも、事故が発生したのは去る11/20のこと。明日でちょうど1か月が経過する。加害者側からの侘びの電話は一切ない。
正確に言えば、こちらから「どうなってるの?」と電話はした。
ドライバーの所属する営業所の責任者(女性)は「まだ、ドライバーから、正確に話を聞いていないので、こちらが加害者という認識はなかった」と言う。事故後9日目と12日目のこと。


シカゴから帰国後の12/12に、こちら側の保険会社・三井住友に電話を入れる。「安藤様側が自己責任100対0を主張されるなら、私どもの出番はないので、相手方の保険会社と独自に交渉してください」と言われる。まあ、理屈はそうだろうが「ええ〜、なんのサポートもしてくれないの?」と言うと「はい、お役に立てることはありませんから・・・」と頼りない若そうな女性担当者。「じゃあ、せめて、誰と闘うのか、相手の連絡先を教えてくれ」と言うと、「それも、こちらから連絡します」とのこと。「いい加減にしてくれ、時間の無駄は。こちらから連絡するから、保険会社名と担当者の名前と連絡先を教えなさい」とややキレ気味で脅すと、彼女、しぶしぶと教えてくれた。


で相手は東京海上日動。こちらも頼りないバカ担当者。若い女性で運転免許は持っているけど、運転経験はほとんどない・・・と感じた。なんせ、高速道路のETCの入り口での事故。「料金を払う時の事故ですか?」とバカ担当者。まったく状況の把握もイメージもできていない。「東名の料金所は出口では料金を払うが、入口では料金を払わないんだよ。知ってた?」「はあ、わかりません」「だろうね・・・」そんな輩が東京海上の物損事故担当だと。で、こちらの住所も教えてくれ・・・というので「加害者にすべての情報は渡してあるから、あなたはそちら側の代理人だから、そちらから聞いてくれ。こちらが伝えるのはおかしいだろ。そもそも、相手側の代理人東京海上は誰と交渉しているのかさえ把握していない。


さらに言えば、事故状況も曖昧な把握で、まず「事故現場」すら理解していない。保険会社とは、こんないい加減な聞き取りで商売しているのだろうか、まったく理解の範疇を越えている。


東京海上は「安藤様が窓口にならないと言われるのであれば、我々は車の本来の所有者さまとの交渉となりますが、それでよろしいでしょうか?」
ここでバカ担当者の上席という男性社員が出てきて、そう説明されたが「お前はバカか」と言い返した。「現場にいなかった人間と交渉してどうする?」と言い返した。
先方は「あくまでも、被害者は安藤様ではなく、お車の所有者であり、その方の意向を重視し、どのようにされたいかを交渉するのが、我々の仕事」だとぬかした。
「ちょっと待て。私は知人から車をお借りして、加害者にぶつけられ、お借りした車を破損しました。本来なら貸し主さんに、元の状態のままで、車をお返しする義務があります。貸し主さんが、私に修理代などを請求すれば、私が直接の被害者であると思うのですが、その点についてはどうお考えですか?」


すると、今度は「刑法○○条によりますと・・・」と法律論をかざしてきた。すかさず「では、その条項をコピーして当方宛てに送ってください」と言うと「それは私どもの所有物ではないからできません」とぬかす。アフォか、である。


どう高く見積もっても修理費は10万円前後、「すみません、これで示談に」と先方の運送会社が「侘び」を入れてくれば修理代の実費で済むだけの話。それを運転手が、証言を翻し、こちら側にも「過失責任」があるような事態になったので、当然、事実に反する行為なので徹底的に争うのみ。
人身事故や車が大破する事故ならいざ知らず「ごめんなさい、ちゃんと修理しますから」で済む程度の話。
あの日「すいません、すいません、完全にこちらのミスです。まったく見えませんでした。ちゃんとやりますから」とひた謝った運ちゃんから、その後、ただの一度も連絡が無い。
当方に1%でも「過失責任」があるというなら、法廷で、それを証明していただこう。その旨は東京海上に伝えた。


先方の運送会社の実名をさらしてもさほど意味がないので、控えておくが、同じ日本人同士の、ほんの些細な接触事故で、ここまで不条理を感じるとは。海上保安庁の巡視船に突っ込んできた、中国の漁船を、何のお咎めもなしに帰国させた菅直人のいかれた精神を今さらながら疑う・・・というのが本日の強引な結び。
明日、事故鑑定人が、車の破損の調査に来るそうだが、それも東京海上の子会社。つまりあちらサイドの関係者。総理が東京海上に依頼したのは、中立的な立場にある、警視庁交通課の科学捜査担当班。ここが調査して、当方が走行時に衝突されたものか、あるいは停車時に衝突されたものか、判断してもらいたい・・・とリクエストしたのだが、それは出来んという。バカバカしい。しかも東京海上は「本来なら事故調査は被害者だと言い張る安藤さん側がやるべき作業」とまで言うが、さすがにそれは、おかしくないだろうか。


当方は100対0を主張しているが故、当方の加入している三井住友は「何もお役に立てない」という。ならば自費で交通事故鑑定人に調査を依頼せよ、という解釈に至る。それが保険会社の役割というなら、バカ高い保険費用はほぼ、ボッタくりの類と捉えて間違いないだろう。
バカバカしいが、看過はできない。