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少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2098 漱石と塩辛

前号からの続き・・・book offの帰り


さて時刻は午後六時。自宅に戻っても何もない。晩飯喰って帰ろかな。学芸大学前には「松屋」「日高屋」「東京チカラ飯」「天や」「マクド」「ケンタ」「富士蕎麦」おいおいおいマジかよと、本当にどこにでもるファストフード銀座。
ふとみつけた普通の蕎麦屋の前に立ちメニューを見る。「かき卵蕎麦 750円」。う〜ん、本が7冊も買える。
ここはイギリスに留学して食費を削り本を漁ってノイローゼになった夏目漱石を気取って我慢してみる。
となると、最安値はやっぱ「松屋の並み牛丼 味噌汁付き280円」ということになる。しかし、本日もお世話になると3日連続で松屋のお世話になってしまう。ちなみに朝食は渋谷道玄坂の吉牛で「朝定食380円」でした。げげ、朝食の方が高いやん。


知り合いの女性から「そういう食生活は早くヤメナ」と言われたのを思い出して、我慢して帰宅。深夜、自室で米一合を秘かに焚き、100円のイカの塩辛で食すも美味。
ナマのサカナなど気持ち悪くて「刺身」など食すこともできなかった総理高二の夏。深夜放送オールナイトニッポンで「風」の大久保くんが、「酒の肴はイカの塩辛がサイコー」と言った一言がきっかけで、恐る恐る、冷蔵庫から親父の塩辛を盗んで味見。ウン確かにイケると思ってから早、三十数年もお世話になりました。
その昔、若かりしころ、長崎の大村湾に訪れたときなど、見ず知らずの地元の漁師が自宅に招いてくれて、メシまで食わせてくれました。
「なに? アンちゃん、塩辛好きなのか? 若けーのにてえしたもんだ。よしちょっと待っちょれ」とばかりに取り出したのが一升瓶に詰めた自家製の塩辛。
「これ、喰ってみい〜」と出され「うわ、マジ旨いっス」と言ったものの、これ、イカをさばいて一升瓶に詰めて海水入れて寝かせただけじゃねーか。マジ、塩の味しかしなかったぜい。
「そんなに旨いなら、アンちゃん、このまま持ってけ〜」って危うく一升瓶渡されるとこだったけど、あんなの一本喰ったら、あっという間に高血圧よ。でもさ、焼酎を生のままぐいぐい煽る、あの人たちには最高の肴なのよね。角だらけで尖った味しかしない塩辛より、総理はマイルドな人間だから、マイルドな塩辛が好みです。